2012年11月16日金曜日

6年生 自分をみつけるのぞきあな

 6年生は、6年間で一番難しい授業に取り組みます。
 テーマは「自分を見つめる」ということ。そして、新たな自分を発見するということです。表現を通して自己と向き合う。
 そんな表現題材はないだろうか。自画像を描く? 自分の名前から連想してつくる? 自分の自己紹介ポスター? 自分の名刺づくり? いろいろなことを1年間考え続けた結果、至った答えは「めがねをつくる」という題材でした。

今日の図工室は、まるでめがね屋さながら!
めがね屋にいるとき、久々に自分の顔をいろいろな角度から眺めていました。自分に合うめがねって? そんな気持ちで鏡の前に立っていたのに、「こんなめがねにチャレンジしてみよう!」という心境に変わっている。
 めがね選びが、新たな自分を選択することにつながっていると思ったのです。
 これは、服や髪型を選ぶのと同じことです。
 いわゆる「ファッション」という自分を客観化した表現活動は、もっとも私たちが自分自身に向き合う、クリエイティブで、とても主体的な表現の時間ではないかと私は思いました。
 そんな身近で楽しい表現で、6年生が自分に向き合うことはできないだろうか。自分をテーマに創造力を発揮できないか?
 そうして考えたのが、自分に合うめがね、かけてみたいめがねをつくること。その活動の中では、少なからず自分自身と向き合う時間が生まれるはずです。

普段はできないからこそ、いろいろなめがねをかけてみたい!

見慣れない友達のサングラス姿。
こんなに面と向かって顔を見合ったことってあったかな?

結構、似合ってんじゃん!
こういう人いるよね!

自分に似合うめがね発見!

端からかけてみて「いろいろな自分」を試します。

私たちに鏡を覗き込ませ、いろいろな表情を試させる。
「めがね」の持つ不思議な力・・・

サンプルのめがねをもとに、
自分に合うめがねのデザインを考えてみる。

この際だから、思い切ってまだ世界にない
「自分だけのめがね」を考えよう。

自分に似合う色。自分の好きな色・嫌いな色。
色選びも重要ですね!
雑誌をみて、最新ファッションをチェック!
デザインができてきました。

できたデザインを試作用の工作用紙にカーボンで写します。
はさみで切って、試しにペンで色を塗ります。
できあがった試作品をかけてみます。

よく見ると鉛筆をモチーフにデザインしている。

いろいろなめがねができてきました!
めがね屋さんやデザイナーもびっくり!
斬新・奇抜なデザインが続々と登場。



めがねは、このあと試作品を基にデザインを再検討し、いよいよ厚さ4mmの木材をつかって造形していきます。
 つくる過程で、改めて自分を見つめながら、新しい自分を発見することにつながればと考えています。

* めがねサンプル提供: ドクターアイズ ザ・ビック昭島店

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