2016年2月29日月曜日

2年生 走れペットボトル!

はじめて使う道具「きり」
「きり」という名前だけど、
切るものではありません。
「錐」と書きます。
とがった見た目で、危なそうですが、
正しく使えば、そんなに難しくありません。

きり を使って、ペットボトルキャップに穴を開け、
竹ぐし、ストローを使って・・・

クルクル回る車輪のできあがり!


車輪ができたら、ペットボトルに付けて

絵を描いたり

いろいろな飾りをつけたりして・・・

完成したペットボトルカー!

走れペットボトルカー!

もっとたくさん走らせたい!!


もっとコースを大きくしよう!

もっと面白いコース、つくろうよ!

スタートもつくったよ!

 
おー!
走った!!

一緒に走らせよう! 競争しよう!

走らせると、思うように走らない・・・
車輪のつけ方を変えようかな・・・
重すぎるのかな??

直してつくって、つくって走らせて・・・
つくる と ためす を繰り返します。


うまく走ったら、次は・・・
連結させて、電車もできた!!

そして
誰もが一度は夢を見る
「飛ばしたい!」という思い。
大きな羽をつけたら、上手く飛ぶかな!?

羽を付けただけじゃ飛ばないみたい・・・

それなら、もっとスピードをつければいいんだ!!
コースをもっと長くて、急にしよう! 

発射用意!

飛んだ・・・!?

もっと高く! もっと早く!
ジャンプ台をつくってみたらどう?

ペットボトルカーを工夫し、
コースも 工夫し、
2年生のものすごい想像力で、
車は走り続けました!


2016年2月27日土曜日

6年生卒業自由制作展のお知らせ

6年生卒業自由制作展を開催中です。

 
3階児童会室(一番西側の教室)で展示しています。
ぜひ、保護者会の際などにご観覧ください。
 

2016年2月18日木曜日

6年生 「自由」と向き合う

6年生の図工の時間
図工室の後ろでは・・・
恐る恐る窯を開けていました。
割れるリスクのある短期間の乾燥で
素焼きにチャレンジした子たち。
一回目、割れてしまった子もいたので、
緊張の瞬間でした。

なんとか全員無事に焼けていたようです。 

焼いた作品に、撥水剤を塗ったり、

お好みの釉薬を選んで
釉薬をかけています。

そのすぐ隣の机では・・・

1000枚近くの写真を撮影し、
アニメーションづくりに挑戦していました。

ジングルや効果音を入れるなど、
編集作業も自分でやっています。

陶芸と映像編集
この対照的な二つの活動が、
実は、同じ時間の同じ図工室で行われています。


6年生は、最後の制作として、
題材を自分で選択し、自分で計画を立てて挑戦しています。
だから、当然みんな違うことをやっているわけです。

他の子の活動を見てみましょう。
一枚の画用紙に、
鉛筆で10時間かけて、細かく描き続けています。

線対称の美を追求しようと、
線を一本一本、引き続けています。

経験したことのある方法を使って
絵の具で絵を描いています。

紙を切ったり、穴を開けたりして絵に表す。

パステルで描いているのは、手作りの絵本です。

こちらも、自作の物語を書き続けています。

キャンドルを手づくりした子もいます。

自分の部屋で使える椅子をつくっています。

自分が使いたい本棚をつくっています。

図工室に余っていた板を切って、
組み立てて、きれいな箱に仕上がってきました。
材料は、図工室にあるものから選ぶか、
自分で用意できるものは、自分で用意します。

6種類の盤上ゲームをつくっています。

大きな机をつくり、ヤスリで磨いています。


小物入れをつくっています。
インパクトドライバーで組み立てます。

大きな棚の組み立ても仕上がってきました。

ホットボンドで細かい材料を組み立てています。

大作ができそうですね。
あかりを消して、ライトアップするそうです。

卒業自由制作
6年間、最後の制作が今日で終わりました。

✳︎

小学校6年間の図工の時間、358時間が終わりました。
(358時間というと長そうですが、
小学校の全時数が5645時間ですから、
全時数のたった6%程度しかありません。)


358時間の総まとめとしての「自由制作」。
でも、勘違いしたくないのは、
出来上がった作品の出来栄えや完成度が、
必ずしも、6年間で学んできたことの成果であるわけでない、
ということです。


この10時間の中には、作品には残らない、様々な時間がありました。

「さあ、自由な10時間はじめ!」といわれて、
はい、これをつくろう、こうやってつくろう、できあがり!と、
そんな単純ではありませんでした。

「何をつくろうかな?」と悩み、考えた時間。
(中には、半分以上の時間を考えることに使った人もいます)

どうやってこれを実現しようと、思考錯誤した時間。

失敗してやり直した時間。

やっぱりやめようと、一からやり直した時間。
(途中までつくっていたものをやめて、転向することは勇気がいります。)

「どっちの方がいいかな?」「こうやったら?」と友達と話した時間。
などなど・・・

そういう様々な時間の中で、
 形には残らないけど、感じたことや、学んだことがありました。

「自由」という、一見簡単そうで、しかし、もっとも難しい条件の中、
いやでも向き合わなければいけないことと、向き合った10時間だったのです。

6年生の子供たちが、これから生きていくであろう時代の中で、
正解のない中、自分で、価値を見つけて、自分で生きていける人になるための、
一つの手がかりになればと願っています。