2012年7月18日水曜日

2年生 図工町を旅しよう

2年生は、1学期最後の図工の時間。造形遊びをしました。
最初に、自分の住んでみたい家を描きました。

すてきな家が描けましたね。
友達の家に遊びにいけるように、道をつくります。

まずは、近くの友達の家とつながるように道をつくりました。

道の形を工夫して、友達の家が隣になるようにしました。

さて、どんどんつなげていきます。

まわりの友達とつながっていきました。
道の形も、まっすぐだけではなく、カーブや交差点がたくさんあります。

隣の班の友達の家ともつながってみましょう。

机を越えて、長い橋をかけてしまいました!

3つの島を長い橋が結びました。
全員の家が道でつながっています!

道がだんだんできてきたら、交差点もいっぱい。
信号機をつくることにしたようです。

不思議な形の道ですね。
いろいろな物語があるようです。

動物園をつくった子もいます。
休憩所やトイレ、お土産屋さんまであります。

動物園や遊園地もできました。
いろいろなところにいってみようと、
小さな自分をつくって町を探検しに行きました。


歩いて行くのはたいへんだ、ということで、
電車をつくる子もいました。中には、小さな自分も乗り込めます。
駅や線路も協力してつくって、旅に出られそうです。

小さな自分になりきって、みんなで歩いてお話しています。
自分の家を案内したり、友達の家を訪問したり、
みんなで公園へ出かけたり。
たくさんの物語ができました。

2年生の創造力で、今日の図工室はすっかり町になってしまいました。

2012年7月13日金曜日

3年生 写して、見つけて


 
3年生は、型紙版画で表す最後の授業です。

赤、青、緑、黄、水色、白、黒
型紙を持って、使いたいインクのあるテーブルを回ります。

写します

前回、型を写しはじめた紙に、別の色のインクで描き加えていきます。

インクの色が混ざって、不思議な色合いになります。

次は何色を重ねようかな?

割り箸でインクを引っかいて絵を描いてみます。
型紙版画の前に、たっぷりローラー遊びをした経験が生きていますね。



たった3つの型紙で、四つ切画用紙いっぱいに色が広がりました。

さて、いくつ形が隠れているのでしょうか?

一度型紙を写した上から、全体に白いインクを塗ると、
淡い色になってきれいですね。

 今回の題材では、あえてほとんど何も技能を教えず、最初にたっぷりとローラーで遊ぶ時間を設けました。
 自由にローラーで遊ぶ中で、ある一人の子が発見した方法を、回りの子が真似してみたり、さらに工夫してみる。そういう「実験」、「発見」、「試行錯誤」、そして「交流」の時間を十分につくることで、3年生は自然と技を見つけ、作品に生かしていったようです。
 私は、そんな3年生の無限の創造力を目の当たりにし、ただただ驚嘆するばかりでした・・・

2012年7月12日木曜日

6年生 自分の作品をプロデュースする

6年生は、月曜日に完成したドリンクを並べ、全員で鑑賞会をしました。
ドリンクは商品ですから、鑑賞会というより「品評会」という感じでしょうか。

 最初の授業で「この夏の新商品をつくるつもりで、真剣につくろう」と話しましたので、どのドリンクがこの夏のヒット商品になるのか、みんなで選んでもらおうと思います。
 しかし、ただ単に「鑑賞し合って、自分のよいと思うものを選びましょう」というやり方ではなく、より本物っぽく、「自分のよいと思ったドリンクをお金を払って買う」というやり方で行いました。


  授業のはじめに、全員に1104円を発行しました。(もちろん本物ではなく図工室貨幣です)
 自分がどのドリンクを購入したのかを記録する「購入カード」と、お金を持って、友達のドリンクを買いに行くのです。
 
ドリンクの前には、名札代わりに「値札」をおきます。
ドリンク名と買いたくなるような「キャッチコピー」、値段を記入してあります。

買ってもらうためには、どんなキャッチコピーがいいのか、
何円がいいのか、よく考えます。

安ければたくさん売れますが、
それだけ、自分の作品の価値は落ちてしまいます。

「おいしそう」、「デザインがよい」、「色がきれい」、「キャッチコピーがよい」
何が購入の決め手になるかは、人それぞれです。

本物のドリンクと見立てて、「飲みたいか」という視点で見るのか。
あくまでも図工の作品として、気に入って選ぶのか。

購入カードには、必ず、その作品のよい点や購入の理由を記入します。

一人、最低5本は購入するのがルールです。
自分の持っている限られたお金で買うので、
ドリンクを見て回るのに真剣です。

自分の「自信作」をこの夏のヒット商品にするために、
いくら遣って、いくら売り上げるか、計算することを楽しんでいる子もいます。

さて、終わりの時間になり、自分のドリンクの売り上げを計算します。

どのくらい売り上げたのでしょうか?
1組で1番売り上げたドリンクは1755円の売り上げ。
2組では、なんと2056円でした。
たった15分間の売り上げです。
また、最も売れた本数の多かったドリンクは、
「リンゴ シュワッチ」の23本でした。
 自分の商品をデザインし、プロデュース(様々な方法を使って目的物の価値を上げる)するという今回の授業では、確かに、売り上げがどのくらいかということも興味深かったと思います。
 しかし、一番大切なのは売り上げや利益ではなく、企画書づくりから販売まで、表現力だけでなく、創造力、企画力、実行力、コミュニケーション力など、さまざまな力を発揮しながら、ドリンクのデザインに向き合ったことです。

 さて、今年度の展覧会では、まさにこのような力を必要としています。つくった作品を並べるだけではなく、「自分の作品をどう見せたいのか」、「どんな作品が、見てもらうお客さんを驚かせるものなのか」・・・
 自分の頭で考え、創造していってほしいと思います。そういう展覧会をつくりたいと思います。

※保護者のみなさまへ
 つくったドリンクをご家庭に持ち帰りました。間違って飲まないようにご注意下さい。また、水と絵の具でつくったものなので、長い時間が経つと腐ります。早めに捨てていただくなど、中身の管理をお願いいたします。

5年生 イスづくりのはじまり

5年生は、450×450×12mmという大きな木材で、イスをつくりはじめました。
 今までに扱ったことのない大きな木材を配られ、「え! こんな厚いの!」「重い!」と驚きの声をあげていました。
 今日は、丁寧に線を引き、糸のこで切る準備をはじめました。


4.5cmおきに点を付けていきます。


点と点を丁寧に結んでいきます。
 
「0.5mmずれた!」
集中しないと曲がってしまいますね。



きれいに線を引きました。
まっすぐ曲がらずに丁寧に引くことができました。

早く終わった子は、手引きのこぎりを使って
切れるところから切り始めました。
 今日は、1学期最後の図工の授業でした。この続きは2学期になります。
 どんなイスをつくるのか、夏休みの間にいろいろなものを見て触れて、アイディアを見つけられるといいですね。