2015年5月25日月曜日

2年生 ピリッ ぷか~ どろ~ ぷく!

私たちは、手でいろいろなものに触れます。
ものの温度や重さ、固さや質感に触れ、
感じることができます。

図工の時間は、 
実物に直接触れ、たっぷり味わう時間。
様々な感覚に働きかけ、感性を働かせる。
そんな身体経験は、ものを考えたり、ひらめいたりすることの
「種」になる大事な体験です。

さて今日は、どんな感触に出会えるかな??
 
ふわっ!
薄いお花紙。

ピリッ!
とまっすぐに裂けた。

水の中にぷか~っと浮かべ

とろ~ん
としてきました。

さわってみたくなる!

指で押すと、水を吸い込みながら沈んでいった。

だんだん溶けて、
どろどろしてきた。

2色入れると、
不思議な色になった。

気持ちいいような、気持ち悪いような
言葉にならない感覚。

水からあげると、ピタッと手に張り付いてくる。

 ギュッと握りしめる。

それをこねてみる

てのひらで転がしてみる

ぷくぷくになった!
お手製の紙粘土のできあがり。

これで何ができるかな? 

いろいろな色をつなげてみると・・・

何か描けるかな?

混ぜて重ねてふくらませると

不思議な感じになってきた!

だんだん大きくなっていく!
並べてみたらきれいだね。

てのひらサイズの地球!?
水を吸っているから、結構重い。

色の混ざり方の不思議。
「似ている色を混ぜるときれい」
そんな発見を教えてくれました。

恐竜が生まれました!

友達がどんなことしたのかな??
どんな感じですか??
見て楽しい、さわって楽しい!

一体いくつの感触を味わったでしょうか。
たくさんの感触を、たっぷり味わった1時間。
言葉にならないけれど、
その感触は、身体の中に残っています。

余ったお花紙の捨て場(バケツの上にふるいを乗せた)
には、偶然生まれた不思議な世界がありました。
まだまだ身の回りには、未知の感触がありそうですね。 

2015年5月22日金曜日

1年生 ねんど が 変身!?

 1年生が今日使うのは、「油ねん土」です。
油ねん土とねん土板を机の上に用意した1年生に、
「ねん土でどんなことができる?」と聞いてみました。

すると
「らーめんになる」「うさぎになる」
「ケーキになる」「おだんごやさんになれる」
と、たくさん教えてくれました。

へえ~!
ねん土ってすごいね!
何にでも変身できるんだね!?
「まだまだ、いろいろなものに変身できるよ!」
と言う1年生。
それでは、今日は何に変身するかな?

ねん土を切って大きさを変えて・・・

変身!!

ねん土に穴が開いた!
のぞいてみると・・・

ねん土を丸めて望遠鏡!

切った形をたくさん重ねて・・・

切った形をどんどん伸ばす!

伸ばしてクルクル巻いてみる

ヘビの家族ができちゃった!

指先を使って、細かく何をつくっているのかな??

指輪に変身!

お団子をお皿に盛りつけて
お団子屋さん!

ゾウをつくって、
その背中に人をつくって乗せて
出発進行!
いろいろな姿に変身しました。

授業の後半
寝ているのではありません。
変身したねん土を、目線を変えてのぞくことで、
ねん土の世界に入っているようです。

次々に姿を変えるねん土と
カブトムシが戦っていました。


つくりながらお話が生まれ、
そのお話に合わせて、またつくりかえる。

そんなふうに、
ねん土は1年生の想像力と一緒に
次々に姿を変えてくれます。

8階建ての建物には、
いろいろな人が出入りしていました。

授業の最後
一人一人の変身したねん土を見に行こう!
最初は同じ形だったねん土が、
どんなふうに変身したのかな??

おー!
自分には思い付かないことが、
友達のアイディアにはたくさん見つかります。

友達のつくった形をみんなで囲んで、
たくさんお話しています。

ねん土に働きかける活動を通して、
たくさん想像をふくらませ、
それを形に表し、また想像がふくらんで・・・

そんなふうに
ねん土を変身させているようで、
実は、この1時間で1年生のほうが変身しているといいなと思います。
授業が始まる前と、終わった後で、
感じる世界が変わってしまいような
そんな「驚き」と「ひらめき」の時間を、
子供たちと一緒につくっていきたいと思っています。

1年生ようこそ 色と形の実験室へ

色と形の実験室 図工室へようこそ!
1年生にとって初めての
図工室での授業!

ここ図工室には、
何百、何千種類の いろいろなものがあります。

今日は、こんないろいろな材料を使って、
ぺたぺた ぺったん!
絵の具をつけて表します。

さあ、どんな形のものがあった?

プリンのカップ! テープのしん! スポンジ!
ペットボトルのキャップ! ペンのキャップ! 段ボール!・・・
1年生は、材料を見て、それが何なのかすぐにわかったようです。
 「え! でも、これで絵を描くの??」

赤、青、緑の三色で。

どんなことができるかな??
プリンカップは雲になる!
波段ボールは草になる!

丸が並んで、重なった!

いろいろな色のいろいろな形

これは、どんな形が写るかな?

いろいろな形と色を
思い思いに、並べてみよう!

あ! 丸が転がった!
線になる!

形と形を合わせて
新しい形ができる!

色と色が重なると
違う色ができる!
赤と青で むらさきができる!

自分にとっての「いいかんじ」
できたかな??

みんながつくったぺたぺたの絵が並びました。
気になる一枚 あったかな?

この形が いいなと思いました。
こういうところが好きです。
発表しました。

同じ形の 向きを変えて

同じ形で 色を変えて

形の向きを工夫すると 
文字もつくれる!

動かすと 形が変わる


右と左を同じにしてみた

形をどんどん重ねていったら、
模様みたいになった!

もっと重ねていったら、
形が分からなくなった!

色も形も重なって
紙の色がわからなくなった!

1枚の絵に現れるまでのプロセスに、
たくさんの学びがあります。

図工の時間は、たくさんの「!」や「?」に出会い、
その中から「ひらめき」を見つけたり、
それを 身体いっぱい動かしながら 
試して つくって こわして つくって・・・
そうやって
見たことのない世界を 自分で見つける時間だと思います。
自分で決めて 自分でやってみて 自分で見つける。

最後まで何が起こるかわからない。
眠っていた わくわくどきどき が 目を覚まします。