2014年7月28日月曜日

5年生 見えないものをつかまえて

夏休み中ですが
1学期中に公開できなかった授業について、
ここで紹介したいと思います。
 
さあ、何をしているのでしょうか?
材料を集めているところです。
 
今日の授業は、見えない材料でつくります。
目には見えないけれど、
私たちにとって、何よりも身近で、何よりもたくさんあるもの。
その正体は、「空気」です。
 
準備したのは大きさや形の様々なビニール袋とテープだけ。
空気を捕まえる方法は、自分で考えます。

みんな、それぞれの方法で空気を捕らえようと試みます。
 
ストローで息を少しずついれてみる?
 
外に出て、大きな袋に空気を捕まえる?
 
ようやく集まった空気を使って、
形をつくってみました。
これは、カブトムシですね!

 
開始して30分。
新しい展開がありました。
図工室にある材料を使って
空気を集めた袋に飾りつけをはじめました!

透明な袋に合うように
透過性のある材料を選びます。
 
袋の中にスズランテープを閉じ込めました。
 
小さな袋に空気と色とりどりのスズランテープを入れて
ボールができあがり。
 
画用紙を切って、何をしようとしているの?
 
写真では見えづらいですが、
ビニール袋に溜まった空気を水にみたてて、
魚や水草を糸でつるし、水槽をつくりました!
光を通すと、本物の水槽みたいに見えます。
 
空気を集めた傘袋を、透明のテープで組み立てて

何がつくれそうかな?
 
たくさんつなげてみると!
 
空気の彫刻!!

シンプルだけど、きれいな組み合わせ!
 
だんだん大きくなってきた!
 
中にペットボトルのキャップを入れて、カラフルに!

みんなで力を合わせて
大きくつくろう!
 
みんなの秘密基地!

自分も作品の中に入ってしまう!
 
カラーテープで飾りつけ


できた!
 
中に入ると、こんなふうに見えるのか!

上に乗ってみよう!
 
空気で変身!
 
あれ! 
 空気が歩いている!?
自分が丸ごと入っちゃったようです。
 
空気の感触はどうですか?

空気ってきもちがいい!
 
体全体で空気の感じを味わいました。
 
みんなが入れる大きな家ができあがり!

5年生が帰った後の図工室には、
空気の彫刻が明りに照らされていました。
不思議な存在感があります。
  
空気の性質については、
4年生の理科の授業でも学習しましたが、
今回の造形遊びのように、
理屈抜きで、身体でかかわり、
、知恵をしぼって試行錯誤する体験は、
どこかで必ず必要だろうと思います。
 
2学期も、もっともっとたくさんの体験を
子供たちと一緒につくっていきたいと思っています。
 
まだ誰も知らないドキドキするような体験。
どこにあるだろう・・・
きっと見えているのに気がつかないことが、
たくさんあるに違いない。
飛行機に乗って鳥の目で世界を見たり、
草むらに寝転がって虫の目で世界を見たり、
いろいろな角度から世界を見ながら、探していきましょう。
 

2014年7月17日木曜日

6年生 このメガネでどんな自分に会えるかな?

新しい自分にチャレンジする「メガネ」
どんなメガネだろう?



前回のデザインカードをもとに、
カバの木のベニヤ板に写し、
電動糸のこで切っていきます。

穴を開けて、本当に見えるようにしよう
というアイディア。

細かい形や曲線は、手が震えます。


一度失敗したら、もう一度はじめから
切り直しになってしまうパーツもあります。
どきどきしますね。

切ったら、ヤスリでよく研きます。


切ってから、自分の考えたデザインに合わせて、
手を加えます。

あと少し削れば、きれいになるんだよなぁ。
そう言って、カンナで調節しています。

鼻の当たるところは、念入りにヤスリがけ!

細かいところもヤスリがけ。

できた!
ヤスリもかけてツルツル!

終わったら、いよいよ色塗りに入ります。
新しい自分にチャレンジする色は何色だろう?

細筆で慎重に塗っていきます。


震える手をこらえながら。
筆が離れるまで、息を止めて。


メガネらしくなってきました。

ネジを使って飾りつけるというアイディア!

ユニークなメガネがたくさん生まれそうです。

メガネをつくりながら、その向こう側には、
いつもそれをかけている「もう一人の自分」がいます。
どんなメガネができるのかな?
どんな自分に会えるのかな?

2学期につづく・・・