2014年11月17日月曜日

6年生 インスタレーション始動

前回、2時間の話し合いで、
結局、意見がまとまらなかった6年生。
1週間、それぞれがもう一度考え、
再び話し合いをすることになりました。

「そろそろ決めないと」「早くつくり始めないと」
時間ばかりが過ぎていく中、焦りを隠しきれません。

話し合いを始めて1時間。
ガリバートンネル(くぐった人の大きさがかわるドラえもんの道具)
をつくりたいという意見、
自然の春夏秋冬を表そうという意見と、
ミニチュアの町をつくりたいという意見が、
対立していました。

実行委員会が集まり作戦を練ります。
それなら、どれも実現できる方法があるんじゃない?
できるだけ、みんながやりたいことができるように
テーマを大きくしよう!


話し合いを始めて、合わせて4時間。
「テーマをガリバーの世界にして、
教室を半分で区切って、都市の部屋と自然の部屋にわけ、
両方の部屋をガリバートンネルがつなぐというのはどうでしょう?」
実行委員会がそう提案し、
多数決で、テーマが決まりました。
テーマは「ガリバーの世界」になりました。

テーマが決まると、
都市チームとトンネルチーム、自然チームに分かれ、
その中に、スカイツリーチーム、ディズニーランドチーム、
富士山チーム、動物チームなどに分かれました。
それぞれのチームごとに、
つくるもの、つくりかた、材料など、
計画を練りはじめました。

ここでも、また意見の対立がありましたが、
もう残された時間は6時間しかありません。

自分たちで目標を決め、計画を立てる。
すべて、自分たちで話し合って決めるしかありません。

この時間内で実現するために、
しっかり役割分担しないと。
そんな気づきもあったようです。

クラス制作だけど、
一人一人がこのインスタレーションを、
自分のものと思えている。

そんな姿を見ていて、
長い話し合いは無駄ではなかったんだと思いました。
何度も話し合い、意見を聞き合う中で、
みんなの意識が少しずつ一つになってきたのです。

みんな生き生きしていますね。

みんな楽しそうですね。

自主的・自発的であれることは、
誰にとっても楽しいこと。

チームのリーダーって、
こんなに大変なんだ。
やってみて初めてわかることもたくさんありました。

実行委員会はみんなから必要なものを聞いて

持ち物を呼びかけました。
次回、いよいよ本格始動です!

その日の放課後・・・
ランドセルを背負った6年生が図工室に集まってきました。
何をしているのかというと・・・

材料カタログを見ていました。

「これなら買う必要ないじゃん」
「こっちの方が使いやすいんじゃない??」
「こっちの方が安いよ!」

限られた予算の中で、
自分たちで必要なものを話し合って決め、注文しました。


0 件のコメント:

コメントを投稿