2014年9月26日金曜日

5年生 音の出るびっくり箱!?

5年生はびっくり箱をつくっています!
びっくり箱と言っても、
箱から出てくるのは「音」です。

そんな「音の出る箱」の正体は・・・
カホンという打楽器です。

木工作の基礎的な方法を経験してもらうと同時に、
さらにそこから一人一人の創意工夫の幅が生まれるように
楽器として「音づくり」もできるカホンを題材に選びました。

まず始めに2枚の板を選びます。
全部同じ板のように見えますが、
「こっちのほうがいい!」
「いや、そっちの方がいいかも」
とつぶやきながら真剣に選んでいました。

2枚の板が決まったら、いよいよつくりはじめます!

初めて使う道具「差し金」
高学年でなければできないような、
ちょっと難しい道具や技も経験してもらいます。

キリで穴をあけるのにも、力がいります。
ホームセンター等で売っている組み立て式の家具には、
始めから穴をあけて売っていますが、
今回は、そこも経験してほしいと思います。

そして、その穴にドライバーでネジを入れていきます。
ドライバーも最近は電動のものが当たり前になっていますが、
今回は、自分の力だけで時間をかけてつくってもらいます。

カホンをつくるために、
一人が使うネジの数は45本です!

ボンドはバターを塗るように薄く伸ばします。

図工室のイスも道具の一つ。

箱らしくなってきました!
ドライバーって、こんなに力がいるんだ!!
手を真っ赤にして「疲れた!」といいながらも、
全部のネジを締めないとスッキリしない。
そうして、最後まであきらめずにネジを締めると・・・

きれいな箱の形ができました!

苦労してつくった分だけ、
達成感も大きいですね。

みんなのつくった箱を並べると・・・
「トンネルだ!」
並んだ箱をのぞいて「きれい!」と教えてくれました。
家具をつくったり、家を建てたりする大工仕事で
とっても大事な感覚が、
この「きれい」「美しい」という感覚だと思います。

次の授業は、
前回までにつくった箱にフタをしていきます。

フタといっても、これが打楽器なので
「打面」といいます。

図面をもとに、差し金と鉛筆を使って
自分で作業を進めることができました。
前回の経験がさっそく生きています。

打面だけでもネジの数は14本。

前回よりも早いペースでネジが入っていきます。

コツをつかんできましたね!

早く終わったら、友達を手伝って上げて、
全員が箱に打面を取り付けることができました。

さあ、いよいよカホンらしくなってきました!
ここまでは、図面をもとに全員が同じ作業をしてきましたが、
ここからは、一人一人が自分の創意工夫で
続きをつくっていきます。 

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