2014年9月9日火曜日

4年生 光のパワーを感じよう

この日の夜は、スーパームーンでした。
理科の時間に月について学習した4年生。
つい先日に実施した星空観察会では、
大きな天体望遠鏡を使って、月と土星を観察しました。
そんな4年生に、「光のパワー」について、
あらためて考えてもらいました。

真っ暗にした図工室の中で一つの明かりを灯し、
その明かりを消す。
たった一つの小さな明かりでも、
それがあるか、ないかによって、見えるものが全く違うこと。

夜になってもスイッチ一つで昼同様の明るさを
容易に得られる現代では、
ついつい忘れてしまいがちな
そんな「明かり」「光」の持っている力について
授業の始まりで実感してもらいました。

今日は、一人一台LEDライトを配り、
このライト(明かり)を、ただのライトではない、
特別な力を持つ「パワーライト」に変えます。

小さな光の変化をしっかり捉えられるように、
図工室の電気を消し、
暗い中で活動しました。

さあ、どんな明かりに変えようか・・・

透明なセロハンをライトに貼って、
ペンで色をつけてみました。

他にも使えそうな材料はないかな?

カラーセロハンをかぶせると

光の色に変化がありました。

明かりに色をつけると、
回りの雰囲気まで変わってしまいます。

赤い明かりは、何となくパワーを感じますね。

光の変化に夢中になっていると・・・

「見て!! 天井がきれい!」とある子がつぶやくと、
みんな天井に映る光や影のおもしろさも発見しました。

透明なカップの回りをホログラムシートで囲んで、
光を大きくする作戦です。

こんなふうに光が広がることがわかりました。

カッターなど暗い部屋で扱うのは危ない作業は、
隣の明るい作品室で行いました。

綿なども中に入れて、
まるで地球のようなきれいなライトになってきました。

カラーセロハンを重ねながら、
何度も色を調節し、自分らしいパワーライトを目指します。

絵の具とはまた違った色の変化の面白さ。

ライトを絵の具に見立てると、
景色そのものがキャンバスです。
明かりを変えることで、景色が丸ごと変わってしまう!


色だけでなく、立体的に形も変化させる子もいます。
赤いカラーセロハンを上にかぶせると、
炎が燃えているみたい!

活動中の様子をシャッター速度を遅くして撮ってみると・・・
一人一人のライトの色が違いが
編み物のように重なり合い
とってもきれいです。

「パワーライトー!」
完成!



今日つくったのは、ライトの先端部分です。
次回は、ここに持ち手の部分をつくり、
懐中電灯のように、手にもって探検に出かけられるような
オリジナルハンディーライトを完成させます。

いつもと違う暗い図工室で、
明かりの小さな変化を体験した4年生。
再び明るい教室や校庭に戻ったとき、
景色がいつもと違っていたらいいなと思いました。

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