2012年5月21日月曜日

4年生 はじめての彫刻刀

 4年生は、初めて彫刻刀を使いました。今回、新しく買った子や家にある兄弟のお下がり等を使う子など、それぞれですが、自分の彫刻刀、自分の道具であることを意識して、大切に扱ってほしいと思います。今日は、そんな気持ちも込めて、自分の名前を書くところからはじめました。


 また、「彫刻刀」は「彫る」「刻む」「刀(かたな)」と書くように、扱い方を間違えると、とても危ない道具であることを話し、3つのルールを確認しました。

 1つは、「おしりをついて彫刻刀」 つまり、彫刻刀を持っているときは、必ず座るということです。逆に言えば、彫刻刀を持ったまま立ち歩かないようにしましょう、ということです。
 2つ目は、「話を聞くときは、彫刻刀は置く」 話を聞きながら彫刻刀を使っていると、うっかり手をけがします。そうはいっても彫刻刀で木を彫るのは楽しいので、ついつい集中してしまい、話を聞けない人が多いのです。全員が彫刻刀を置くまでは、私は話しません。
 最後の1つは、「彫刻刀は両手で彫る」 片手でも彫ることができますし、彫る板を押さえようとすると、ついつい片手で彫ってしまいがちです。しかし、彫刻刀でケガをする場合、ほぼ100%は利き手の逆の手です。両手で彫刻刀を持って彫っていれば、ケガは予防できるのです。

シナベニヤ板で実際に彫ってみました

三角刀と丸刀の練習をしました。

しっかり両手で彫れていますね
彫った後、木が反り上がって、おもしろいですね。


 彫刻刀は鋼でできた「刀」です。少しさわっただけで、手が切れてしまうこともあります。包丁や日本刀と同じ「刃物」なのです。
 当たり前のことですが、彫刻刀は、木を彫る道具です。石やガラスは彫れません。また、野菜や肉は切ることができるかもしれませんが、切ったり彫ったりしてはいけません。そもそも何をするための道具なのか、しっかり理解して正しく安全に使用してほしいと思います。何より、ケガのないようにしましょう。
 次回は、平刀と切り出し刀の練習をしてから、いろいろ組み合わせていろいろな彫りに挑戦していきます。




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