2014年2月20日木曜日

6年生 シクミカルって何だ?

6年生が挑戦するのは
「ルーブゴールドバーグマシン」
『ピタゴラスイッチ』というNHKの番組に出てくる装置が有名です。
ものが転がったり、倒れたり、飛んだりする仕組みを生かし、
その仕組みをつなげて、何らかの作業を実行する装置のことです。

まずは、材料集めをします。
図工室にある、ごくごくありふれたものだけを使って、
どんな仕組みをつくれるだろう?

「これ、何かに使えそうじゃない?」
「まず、やってみよう!」
既成概念にとらわれず、
材料の可能性を自由に捉えられるクリエイティブな発想力と、
仕組みをつくりだし、組み立てていくロジカルな構想力と、
頭をフル回転させなくては、この装置をつくることはできません。


まずは簡単な仕組みをつくってみよう!
と、ほんの2〜3分でビンを「チン!」と鳴らす
装置をつくってしまいました。


想定していた動きが、なかなかうまくできません。
「本当はこうなるはずなのに、なんでうまくいかないの?」
そんなストレスが、新しいひらめきの原動力になったりします。


「紐を使ってエレベーターをつくってみる?」
「いいねぇ!」 
始めから不可能と決めつけず、
まずは何事もチャレンジします。


こまめに動画撮影をし、
いつ起こるかわからない奇跡の瞬間を逃しません。

わずか数mmのずれで動きが止まってしまいます。


手直ししながら、装置の精度をあげていきます。

転がってくるビー玉が
飛んでゴールに入る仕掛けを考えました。
できるかな? 
半信半疑でやってみたら、
本当にできちゃった!

つくっている6年生の会話を聞いていると
「あ、わかった!」「あ、いいこと考えた!」
を連発しています。
頭で考える ⇄ 手を動かす
を行ったり来たりしながら、
即座に思考し、判断し、
そして表現を繰り返していることがわかります。

そんな中、こんな言葉が聞こえてきました。

「これは、シクミカルだよね!」

シクミカル??
どういう意味か尋ねてみると、
「おもしろい仕組みがあること」
「どの班も、おもしろい仕組みを考えていたから、
それを表す言葉をつくりました」
と教えてくれました。
自分たちで言葉をつくってしまう6年生の創造力に驚かされました。

何度もつくり直し、
何度も失敗を繰り返した装置が、
ついにゴールした瞬間、
大きな歓声が上がりました!
「やったー!」
「できたー!!」

6年生のつくったシクミカルな装置の動画をご覧ください。
まずは、簡単な仕組みから。

だんだん難しい仕組みに挑戦しました。
あめ玉を食べる装置!?

キャッチ!

同時にスタートした二つの装置が、
同時に空き缶を倒す!

最後は、大きな歓声が響きました。

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