2012年6月11日月曜日

4年生 彫刻刀の下書き

 4年生は、版画の下書きを版木に写しました。
 トレーシングペーパーとカーボン紙を使って、自分の絵を逆さまになるようにコピーします。
 ただし、これから彫刻刀で彫る線なので、えんぴつで描いた絵とは違うことを、もう一度確認しなくてはなりません。
 三角刀で彫り進めていくときに、あまり線が細かかったり、複雑過ぎると、思うように彫れなくなってしまいます。何より、限られた時間の中で、完成できないような下書きを描かないように、こちらでいくつか手を入れなくてはなりません。

試し彫り、試し刷りした時に、あまり細かい線は彫れないことがわかりました。
逆さまに印刷されてしまうことも知りました。
 今回の下書きの絵は、彫刻刀で彫る線であることを確認し、もう一度見直しました。
①線は、はっきりしているか。迷わず、彫る線がわかるか。
②彫るのに細かすぎたり複雑すぎではないか。
③絵は小さすぎないか。余白は多すぎないか。
④線が重なっていないか。
この4つのポイントを確認して、もう一度下書きをしました。

三角刀の線と同じくらいの太さの線で下書きするため、
太めのマジックペンで下書きを仕上げます。

下書きが完成したら、カーボン紙で板に写していきます。


線がずれないよう集中しています。

さあ、板に下書きの線が写りました。
 彫るときに自分がわからなくならないように、はっきりした下書きを描くことができました。
 さて、次回はついに、三角刀で彫り始めます。

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