2013年12月16日月曜日

3年生 おばけを探しにいこう!

3年生の図工の時間
図工室がいつもと違います。
いったい何をしているのでしょう。
 
今日は、3年生がつくったおばけの鑑賞会です。
自分で考え、絵に描いたおばけ。

自分で展示の仕方も考えて、
みんなと作品を見合います。
 
まずは飾り付けてみましょう。
綿を使って飾り付けたり

自分の作品をどう見せるのか・・・
それも作品の一部です。

そして、作品展示に欠かせないのが「ライト」です。

カラーセロハンを使って光に色を着けたり

綿を乗せると煙みたいだ。
 
さあ、準備はいいかな?
電気を消しますよ!
パチッ! 
 

うわぁ~!
 
 
真っ暗になった図工室に、
いろいろなおばけが浮かび上がりました。

光の色と綿を上手に使ったら、
煙の中からもくもくと現れたみたい。

間接的に光を当てたり、
作品にカラーセロハンを乗せたり、
いろいろな工夫をしました。

雰囲気が出ていますね!
 
10分間の鑑賞タイムです。 
見るときは、懐中電灯を持って、
自分で見るところを照らしながら鑑賞します。

懐中電灯を持つと、
夜の学校を探検しているみたいで、
わくわくします。

自分の作品について説明したり、

友達の作品について、みんなで話し合ったり。
回りが暗いことで、いつも以上に盛り上がり、
作品に集中します。
 

 
 
非日常な空間の中で、おばけの声に耳を傾けました。
 
明かりを付けて、改めて鑑賞したことを思い出しながら、
いくつかの賞を選びました。
その名も「おばけで賞」。
 
たとえば・・・
 
おもしろいで賞
「うわばきを食べるおばけなんて、思いつかない。すごい!」
 
こわいで賞
「会うとついてくる というのが本当にこわい!!!」
 
かざりかたが良いで賞
「綿を少なくして、色も少ないのにきれいにかわいくつくっているから。」
(ワークシートより)
 
たくさん発見がありましたね。
 
ところで・・・
子供たちは「おばけ」が大好きです。
どうしてでしょうか。
 
本当は怖いはずの存在に、
惹かれるのはどうしてでしょう?
 
おそらく、子供たちの心の奥深くで、
マグマのように溢れ流れる創造力に
語りかける何かがあるからではないでしょうか。
 
 
子供たちの表現の中には、
「このおばけは血が大好きで、血をすいます」とか
「いつもこわーいほうちょうをみがいている」とか
「おこらせると、ころされるかも」とか
ちょっと驚いてしまうようなものもありましたが、
あまりに過激なものや人を傷つける内容でない限り、
書き直させたりしませんでした。
 
それが、子供たちのバランス感覚だと思っているからです。
空想(ファンタジー)の世界と
現実の世界を行き来できるということは、
むしろ健全なことだと思います。
何かを隠したり、強制するのではなく、
自分でコントロールできなくならないように、
見守ることが必要だと思います。
 
最後に時間が10分あまったので、
2学期最後の作品をクラス全員で描きました。
 
3秒数える間に空中に絵を描き、
それをカメラで撮影します。
 
懐中電灯は「光のえんぴつ」です。

0 件のコメント:

コメントを投稿