2015年5月12日火曜日

4年生 60cmの大工さん

4年生は、のこぎりを使って60cmの木を切っています。
木の切れる感触が、のこぎりを伝って
手に、そして身体全体に響きます。
 
いろいろな形が生まれました。
 
万力やクランプなどの、押さえる道具を使うことで、
小さな木も切ることができました。
 
バラバラになった木

重ねると、もとの60cmになる!!
 
さあ、今日は、木を切るだけでなく、
切った形を組み合わせて表します。
 
自分の使う道具は、自分で選び準備する。
それが、図工室のルールです。
紙ヤスリでよーく磨くと、すべすべになる!
 
釘を用意して

金づちで打って、
木を組み合わせています。
 
釘が模様みたいにもなる!


ボンドを使った方が良い場合もあります。
 
どうやって組み合わせたら、
うまくつながるのかな??
 
 
 
いろいろな組み立て方を試しました。
 
60cmの垂木の他に、
小さな木ぎれや枝、ドングリなども、
自分で選んで使っても良いことにしています。
 
意外なものが人気の材料に
それは・・・
木くずです。
 
木を切る時やヤスリをかけた時に生まれる
木くずは、捨てずに集めているのですが、
 
なんと、それを「ふるい」にかけて
さらに細かくてきれいなものを抽出し、
 
さらさらにした木くずを使っている子もいました。
これも、木工作でしか味わえない「感触」の一つです。
 
さあ、組み立てが終わり、
色を塗り始めました。
太い筆(刷毛)
 
細い筆
 
絵の具

 ペン 


自分の塗るものの大きさなどに合わせて、
色を塗る道具を選びます。
 
選んでみて、うまくいかなかったら、
途中で変えてもいい。
大事なのは、自分で試して発見すること。
 
最後の仕上げ。
糸を使って何かを加えている子もいます。
 
テープを使って飾り付けて完成しました!
 
 
終わったら、紹介カードを書いて

みんなで見合いました。
 
色を塗った上に、
木くずを飾り付け。

釘を使うことで、木材がクネクネ動きます。

同じキリンをつくっていても、こんなに違う!
一人一人自分流のつくり方を見つけています。

なるほど! これは、ドングリが転がるようです。

釘で首が動くロボットをつくり、
その充電器とロボットの食べ物まで
どんどん発想が広がっていきました。

ケーキの飾り付けにも、木くずを使っているようです。

「同じ材料を使っているのに、
こんなものがつくれるんだ!!」
「なるほど! そんなこともできるんだ!」
 
友達のアイディアも自分のアイディアも、
一つ一つが表現のヒントです。
みんなで「アイディア」を育てていく。
そんなふうに、図工の時間は、
つくりながら、学び合える大事な時間です。

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