4年生は、版画の下書きを版木に写しました。
トレーシングペーパーとカーボン紙を使って、自分の絵を逆さまになるようにコピーします。
ただし、これから彫刻刀で彫る線なので、えんぴつで描いた絵とは違うことを、もう一度確認しなくてはなりません。
三角刀で彫り進めていくときに、あまり線が細かかったり、複雑過ぎると、思うように彫れなくなってしまいます。何より、限られた時間の中で、完成できないような下書きを描かないように、こちらでいくつか手を入れなくてはなりません。
試し彫り、試し刷りした時に、あまり細かい線は彫れないことがわかりました。 |
逆さまに印刷されてしまうことも知りました。 |
今回の下書きの絵は、彫刻刀で彫る線であることを確認し、もう一度見直しました。
①線は、はっきりしているか。迷わず、彫る線がわかるか。
②彫るのに細かすぎたり複雑すぎではないか。
③絵は小さすぎないか。余白は多すぎないか。
④線が重なっていないか。
この4つのポイントを確認して、もう一度下書きをしました。 |
三角刀の線と同じくらいの太さの線で下書きするため、 太めのマジックペンで下書きを仕上げます。 |
下書きが完成したら、カーボン紙で板に写していきます。 |
線がずれないよう集中しています。 |
さあ、板に下書きの線が写りました。 |
彫るときに自分がわからなくならないように、はっきりした下書きを描くことができました。
さて、次回はついに、三角刀で彫り始めます。
0 件のコメント:
コメントを投稿