2年生は、スズランテープを使って造形遊びをしました。
スズランテープに初めて出会う子がほとんどでしたが、透けていてきらきらと光るテープに、興味津々でした。そのスズランテープを、好きな長さに切って、結んだりつなげたり、図工室中に広げていきました。
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最初は1本のテープからはじまりました。 |
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机とイスを結んでみます |
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スズランテープは、ひっくり返したイスの中で切ります。 |
スズランテープは、ビニールでできています。紙と違って、ビニールを切るにはコツがいります。
普通の紙を切るように、ちょきちょきとするのではなく、はさみの根本を押しつけるようにして切るのです。そのため、空中や人のいる場所で切ると、ケガをさせてしまうかもしれないので、このように「はさみブース」を設け、そのイスの中でしか切ってはいけないというルールにしました。
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2本のスズランテープをつなげます |
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最初はうまく結べない子もいましたが、どんどん上達しました |
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15色をすべてつないで、大きな輪をつくったのですね! |
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机とイスを上手に組み合わせてつないでいますね |
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スズランテープを結びつける方法をたくさん発見しました |
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机の下にも、こんな世界が広がっていました |
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クモの巣みたいです |
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子供たちはどんな目線で活動をしているのでしょうか |
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上を見あげていました |
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こんな景色が見えていたんですね |
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テープをクモの巣に見立てて、クモ(黒と赤の部分)をつくっていました |
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ただ結ぶのではなく、一度編んでから結ぶとこんなにきれいなんですね! |
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線が組み合わされると壁のようになり、
新しい空間が生まれたり、2つの空間を分けたりします |
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これは、普段子供たちが教室で使っている机ですが、
ひっくり返したところに、こんな形が生まれました。 |
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できあがったものをよく観察すると、
隣り合った色が、必ず違うものになっていることに気がつきます。
子供たちは、色の組み合わせも構想しているのですね。 |
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目に見えるところと、 |
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目に見えないところ。
いろいろなところに世界があります。 |
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イスの置き方から、テープの色の選び方まで、
空間全体が1つの作品です。 |
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すべての色を使って、すてきな作品をつくった子もいました。 |
最後に、自分のつくったものを発表したり、友達の作品を鑑賞し、その後、10分ですべて片付けました
造形遊びでは、このように作品が残らないことが多いのです。残るのは、子供たちの体験であり、記憶です。作品には残らないところで、様々な発見があり、感動があり、想像があるということを、忘れてはいけません。
図工科には、表現(1)造形遊び と、表現(2)絵や工作、そして鑑賞という3つの活動があります。その中で、造形遊びと鑑賞の活動は、子供たちがどのような体験をしているのか、なかなか後に残らず、子供たちにも、保護者の皆さんにも、そして教師にとっても分かりづらいところがあります。そのため、このような記録を丁寧にして、可能な限り公開していきたいと思います。
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