絵の具と水を混ぜて作った色水を
ドリンクに見立て、
新しいドリンクをプロデュースする授業。
今日は最終日。販売会を行います。
本当に「図工室マネー」を配布し、
お互いに売り買いし合います。
どうしたら自分の提案するドリンクが売れるのか、
真剣に考えなくてはいけません。
突然、ペットボトルに白い粉を入れ始めました。
重曹やクエン酸を入れて、炭酸を再現したい!
ドリンクの美味しさを演出する上で、
気泡は欠かせないようです。
ラベルも仕上がりました!
ドリンクのよさを伝えるために、
ポップ広告もつくりました。
そして、自分のドリンクショップを演出します。
ディスプレイにもこだわります。
ショップ完成!
わずか15分の制限時間でしたが、
その中でいろいろ工夫していました。
いよいよ販売会開始。
図工室マネーと、領収書シート(鑑賞シート)を持って、
みんなのドリンクショップへ!
たくさんあるドリンクの中から、
自分のドリンクを見て買ってもらうために、
自分のドリンクのセールスポイントを伝えていました。
自分でもドリンクを買わなければいけないので、
どれを買うか、決め手を見つけるために、
友達にたくさん質問していました。
自分のドリンクのよさをいろいろな人に伝えようと、
ドリンクの営業に出る人もいました!
その情熱に動かされ、ついつい買ってしまいます。
購入したら、領収書シートに
どれをいくらで買ったのかと、
その決め手(どんなところがよかったのか)
を記録していきます。
ドリンクの色だけでなく、
どんな味で、どんな栄養が入っているのか、
どんな効果があるのか、
その一つ一つがアイディアであり、
それらすべてを含めてプロデュースされたもの、
つまり「作品」なのです。
そして、値段はその作品の価値を自分で決めたもの。
その価値を認め、そのアイディアにお金を払う(投資する)。
もちろん、おつりはもらいましょう。
「150円? 30円負けてよ」
「いや、10円なら負けられます」
「そこをどうにか!」
「いや、これでも安いですよ!」
「じゃあ、130円でどう?」
「んー・・・わかりました!」
「よし!」
交渉成立!
自分の作品の価値を下げるわけはいかない。
でも、一人でも多くの人に、見て、買ってもらいたい、
認めてもらいたい。
そのために、たくさん伝え、話し合い、お互いに見合い、
たくさんのコミュニケーションが生まれました。
「プロデュース」とは、
「いろいろなやり方で、ものの価値を上げること」
です。
今回の作品は、色水そのものでも、
ラベルのデザインでも、広告でも、
ディスプレイの仕方でもなく、
それらすべての方法を通して、
友達に伝えようとした、目には見えない「価値」なのです。