さて、いったいどこに虫がいるかわかりますか?
魚がどこにいるかわかりますか?
みんなうまく隠れていますね。
「まわりと似ている」
「何に似ているの?」
「砂や葉の色」
「生き物の住んでいるところに似ている」
「どうして?」
「敵から身を守っているんじゃない?」
「獲物を逃がさないためかもしれない」
生物の写真を見ながら、どんどん意見が出てきました。
このように、生きるために身のまわりの色や形に似て、
見分けが付かないことを「擬態(ぎたい)」といいます。
私たちの身のまわりにも、
もしかして擬態する生物が隠れているかもしれません。
こんな生き物が擬態していたら面白そう!
そんな学校の「ギタイ生物」を考えます。
普段、見慣れている場所に隠れていたらおもしろい。
こんなところにこんなものあったんだ!
いつもよりよく見ると、身のまわりにも新しい発見が。
思い付いたらアイディアカードにメモします。
アイディアカードをもとに、紙粘土や針金を使って
いよいよ生物をつくりはじめます。
図鑑のように解説を書いています。
自分がつくりやすいように、
アイディアカードの書き方も工夫しています。
さて、どんな生き物ができるのでしょうか?
細かいところまでていねいにつくっていますね。
絵の具で色をつけます。
ギタイ生物をつくる上で、何色にするのかは特に大切です。
しっかり擬態できるように、何度も擬態させる場所を見に行く子もいました。
アイディアスケッチをしっかり書くことや、生物をつくることも大事ですが、
この活動を通して、普段見慣れた校舎内を、
いつもと違う目線で、じっくり見ることが何より面白いことです。
そして、場所とアイディアカードと作品の間を、
行ったり来たり、行きつ戻りつ・・・
試行錯誤していくことが、とても面白いですね。
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