6年生は、小刀でえんぴつを削りました。
えんぴつを小刀で削ったことあるかな?
「えんぴつ削りってすごい!」
ところで6年生が削っているのは、
はじめて使う「10B」のえんぴつです。
えんぴつの芯は、黒鉛(ダイヤモンドの仲間)と粘土を
混ぜて焼いた「焼き物」です。
黒鉛と粘土の比率で芯の固さが変わります。
もっとも粘土の多い「10H」から
もっとも黒鉛が多い「10B」まで
22段階の固さ(色の濃さ)があります。
「10Bは誰が使うの?」
「画家の人が絵を描くときに使うじゃない?」
「なんで20Bや100Bは無いの?」
いろいろな声が聞こえてきました。
「じゃあ、どうして絵を描く人は、濃いえんぴつを使うのかな?」
「それがなぜか、今日、みんなに実際に使ってもらいます。
いつもよりうまく描けるのかもしれないよ」
10Bを使うと、紙だけでなく自分の手まで
真っ黒になってしまいます。
今日は、とても身近な「自分の手」を描くことに挑戦しました。
じゃんけんの時の手「グー」「チョキ」「パー」の中から
自分の描きたい手の形を選んで描いてみました。
「グー」は描くのがとても難しい。
自分の手のひらには、こんなにたくさんのしわがあったのか!
1時間、じっくり集中して描きました。
みんなの「グーチョキパー」が並びました。
「いつもより何だかうまく描けた!」
そんな声がたくさん聞こえてきました。
ジャンケンポン!
グー
チョキ
パー
濃いところと薄いおところがはっきりして
影や光が描けるのが濃いえんぴつの良いところです。
普段、表すことのできない「面」を描きやすくなります。
そして、「パー」を出して勝った時をイメージしたのでしょうか。
回りの空気まで表すことができました。
感想を聞くと「思っていたよりうまく描けなくて悔しい」
という声も聞こえてきました。
次回は描きたいものを自由に選び、もう一度
10Bを使った表現に挑戦してみたいと思います。
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