夏休み中ですが、1学期中に掲載できなかった授業の記録を公開します。
6月24日の図工ギャラリー「6年生 釉薬マジック ~1250℃のなぞに挑戦~」
あのときに6年生が釉薬をかけた作品は、どのように仕上がったのでしょうか?
10種類ある釉薬から、自分で使う釉薬を選びました。
釉薬は焼いてみるまで、仕上がりの色がわかりません。
このあと、1250℃の窯にいれて10時間かけて焼きました。
さて、どんな色に仕上がったのでしょうか?
ガラスのように透明なところがあります。
きらきらしていてきれいですね。
様々な色が不思議に混ざり合っています。
うまく半分ずつに色分けをしましたね。
白と藍色がきれいに混ざりました。
内側だけ赤い釉薬を使っています。
10種類の釉薬をすべてかけた作品です。
最後にかけた藍色が目立ちますが、
よく見るとたくさんの色が混ざっているのがわかります。
赤と黒が絶妙に混ざって見事です。
釉薬をかける量を少なくすると、
まったく違う雰囲気に仕上がりますね。
思い通りにできたでしょうか?
「思うようにならなかった」という声もたくさん聞こえてきました。
釉薬は、絵の具と違って塗ったときと仕上がりの色が同じではありません。
できあがりの色は、1250℃の窯の中で偶然生まれた色です。
思い通りに仕上げられたら、もちろんうれしいですが、
「窯から出してみるまで、どうなるかわからない」
というスリル感も楽しみながら、
偶然から生まれる作品のおもしろさを感じるのも良いものです。
この世には、人間の力ではどうしようもできないことがあります。
あまりにも人工的なものであふれている時代ですから、
何でも人間がコントロールできると勘違いしてしまいそうです。
土と水と炎でつくる「陶芸」では、そんなことを思い出させてくれます。
さて、今回の経験を生かして、2学期にもう一度陶芸に挑戦します!
次は、どんな偶然が待っているのでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿