2015年7月13日月曜日

2年生 自分でひらめく 自分の時間

前回、ものの転がる仕組みをたくさん実験した2年生。
転がる仕組みで、
自分たちで遊びをつくりました。

転がる動きって面白い!
ころころ転がる動きに2年生は夢中です。

ものの転がるおもしろさへの
2年生の興味・関心を、
ビー玉が転がるジェットコースターづくりにつなげました。
 
工作用紙をベースにして
 
トイレットペーパーの芯を使って
 
ビー玉の転がる「ジェットコースター」づくりに挑戦します。
 
いろいろな形に切って、つなげた芯。
どうやってつかう??
 
ホッチキスは初めてではありませんが、
トイレットペーパー芯のような厚紙同士を挟んで留めるのは、
力の要る難しい活動でした。

それでも、ビー玉の動きに夢中の2年生。
一秒でも早く、ビー玉が思い通りに転がるようにという
強い思いが背中を押して、
どんどん使い方がうまくなっていきました。
力の入れ方にもコツがあるようです。
 
つくって

転がしてみる。
ところが、うまくいきません。

さて、どうしたらうまくいくのかな??
この「問題」とぶつかる場面こそが、
学びのチャンス!
 
そんなときに、すぐに「こうしましょう」、「こうしたらどうかな」
などと助けず、まずは自分で考える時間をつくります。
自分で問題に向き合い、悩むことは大切です。
 
自分でひらめく、自分で乗り越える。
そんな体験が大事なのです。
 
時には、次々に友達が集まってきて、
「こうしたらどう?」「僕ならこうするけど」「これすごいね!」
とみんなで助言してくれたり、励ましてくれたりします。
 
そんなふうに、問題とぶつかっても、
自分で考えて解決したり、
友達と協同的に解決することができる力を育てることが、ねらいです。
ジェットコースターをつくることは、
実は、そのための手段に過ぎません。
 
でも、一番大事なのは、
こどもたちが「夢中」に取り組んでいるということ。
それは、この時間が、「自分の時間」になるということです。

 自分にしかつくれない!
 
そう思えるジェットコースターができてきました。 
 
でも、
友達がどんなことをしているのか、
気になります・・・
 
最後は、みんなのジェットコースターで遊ぼう!
 
自分には思いつかないアイディアがたくさん!
 
そして、
友達に遊んでもらうと
「難しい!」「おもしろい」「もう一回」など、
反応が返ってきて、
それがつくった手応えになります。
 

遊んでいるだけのように感じる活動ですが、
その中に、たくさんの驚きやひらめき、出会い、学びがあります。
 
家に持ち帰った頃には、
形が変わったり、部品が外れたりして、
うまく転がらなくなってしまうかもしれませんが、
その形が生まれるまでに、大事な時間があったことを、
忘れないようにしたいと思います。

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