6年生は、教室まるごと一つを作品として大きな作品づくり(インスタレーション)に取りかかりました。空間そのものを使って表現する方法を「インスタレーション」といいます。
1組は12月まで1年生の教室として使われていた教室、 2組はその隣の活動室を丸ごと使って制作を始めました。 |
テーマは「誰も知らない教室」です。 普段使っている教室と同じ広さの空間を、 自分たちで考えて、これまで誰も見たことがないような 空間に変身させます。 |
何をするのかを会議で決め、限られた予算の中で、 必要な材料を自分たちで決めました。 |
制作行程も役割分担もすべて自分たちで決めています。 |
まずは、空間づくり。 ただ作品をつくって並べるのでは、 普通の作品展と変わりません。 いつもと違う空間を演出することが、 インスタレーションの成功の鍵です。 |
黒板や掲示板を白い素材で覆い隠すことで、 教室らしさを消します。 |
時計を取り外し、壁を隠していきます。 瞬く間に、いつもとは違う空間が現れます。 |
一方で、大道具組はダンボールを使った 大がかりな造形に取り組んでいます。 |
また、小不道具組はねんどや紙を使って 空間を飾る大事なアイテムを作っていました。 |
全員で協力しないと、限られた時間の中で、 大きな作品は完成できません。 |
2組は空間を暗くするために、壁を黒くしたり、 窓を目張りしたりしました。 |
対照的に、1組はカーテンを取り外し、壁をすべて白くして 部屋全体を明るくしています。 |
インスタレーションは、展覧会に向けてあと2週間で完成させなくてはなりません。
どんな空間に生まれ変わるのか楽しみです。
もう一つ、6年生の挑戦する「ストリングラフィー」についても、途中経過を報告します。 生活科室に糸電話のようなものがたくさん現れています。
6年生の1組2組あわせて20名が、1月26日の4時間目にこの糸電話のような楽器を使って発表します。
糸の長さで音の音程を変える算数でもあり、それを空間に飾るという図工でもあり、それを奏でる音楽でもある。そんな総合的な表現がストリングラフィーです。
展覧会まであと2週間を切りました。どんなことができるのか、わくわくどきどきしながら、子供たちはいろいろなことに挑戦しています。
インスタレーションも含めうまくいくのかどうか・・・もちろん不安もありますが、最初から成功や完成度に気を取られて、ブレーキをかけては、何も面白くありません。学校は実験室です。失敗してもいいから、とにかく精一杯挑戦してほしいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿