2012年12月3日月曜日

4年生 10万本のマッチ棒

  4年生が使うのは、長さたった5cm弱の小さな材料、マッチ棒の軸木です。しかし、その数、約10万本! これだけの数の材料は、使いきるのが難しいほどです。 
 しかし、4年生の想像力には叶いません。今日で3回目のマッチ棒の建築。今日で完成です。

ピンセットがほしくなるような細かい作業がつづきます。

あらかじめ3本のマッチ棒をつなげてつくっておいた部品。
それを屋根の頂点でガチッと組み合わせることで、
屋根をつくります。

安定していないと倒れる。でも、あまりマッチ棒を使いすぎると、
とても時間がかかる。少ない本数で、いかに高く、強くするか。
これは、もう「重力」との戦いです。

イスにのらないとつくれないほど高くなってきましたね!

他の人には思いつかない「もう一工夫」を探します。

アンテナを立ていよいよ仕上げです。

上から見ると高層ビルみたい!

一本一本、息を潜ませて、ていねいに積み上げてきました。

作品の大きさは様々。
タワーやビルがあれば、住みたくなるような一軒家もあります。

完成した作品を少し紹介します。 
テレビ塔のようなタワー型の建築


縦横ななめに組まれたマッチ棒。
ちょっとやそっとのことでは壊れません。

ひとりひとり全く違った作品が生まれました。
どこかの大きな都市を見ているようですね。
そしてもうひとつ注目したいのは、その細かさです。
たった5cmのマッチ棒をさらに短く切って、つくえやイスをつくっていますね。
細部まで、こだわりが見えます。
作品の後ろに影が見えますか?
実は、この作品を展覧会で展示するとき、
特殊なやり方でライトアップをしてみたいと思っています。

どんな作品になるのか、どんな展示になるのか、楽しみですね!

*「マッチ棒の構造」プログラム提供:NPO法人CANVAS、深沢アート研究所

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