2013年1月18日金曜日

6年生 展覧会まであと少し

 6年生は、今回の展覧会で大活躍します。
 作品展示にとどまらず、クラス制作としてインスタレーション(空間表現)に取り組んだり、パフォーマンスをしたり、キッズ学芸員として全学年の作品解説をします。
 パフォーマンス(ストリングラフィー)、キッズ学芸員は、それぞれ20名ずつが担当しています。あとの20名は、インスタレーション実行委員会として、インスタレーション制作の指揮をとっています。
 まず、キッズ学芸員の準備状況を報告します。
 学芸員は、各学年の作品から1つの題材(1年生なら平面作品、2年生なら立体作品)しぼって、作品の制作行程や材料など、作品からはわからないことを説明します。
 ただ言葉で説明するのではなく、タブレットを用いて説明することで、よりわかりやすい解説を目指します。

タブレットに入っている制作風景の写真を見ながら、
解説を考えています。

一人がお客さん訳になって、実際にやって解説してみます。
「もっと、こうしたほうがいいんじゃない?」

ノートにメモをとりながら、練習しています。
 自分たちがつくったわけでもないのに、説明するのは難しいですね。
「つくった学年の子にインタビューしてみよう!」というアイディアも出てきました。
 あと1週間です。がんばれキッズ学芸員!

 一方、ストリングラフィーのチームは、いよいよ演奏するための楽器が完成しました。
 実際に音を出しての練習はこれからです!
 「楽器」というより、音の出る造形。どんなことができるのか、楽しみですね。


宙に紙コップが浮いているみたい。

 そして、インスタレーションは、どうなったのでしょうか。

壁をすべて白くしていきます。

こちらはティッシュ箱を積み重ねて、ペンキで色塗り。
いったい何をつくっているのでしょう?

虹のようですね。
これはどうなるのでしょう。

大きな丸い造形物が出現しました。
お風呂みたいですけど、なんでしょう。

中は4つに分かれていますよ。

たくさんのペットボトルをはさみで切って、
透明の材料ができてきましたね。
窓にも装飾をはじめました。

教室の中に家!?

こちらでは、虹ができあがったようです。

教室がまっ二つにわかれましたね。

1組は、明るい空間にいろいろな造形物が並べられ、
居心地のいい部屋ができてきました。

一方、2組は真っ暗になりました。
教室の中から黒板側を撮った写真ですが、
ドアの外の廊下しか見えません。
展覧会まで残り1週間です。どんなインスタレーションが現れるのでしょうか。

2013年1月17日木曜日

5年生 光の壁画

5年生は、共同制作「光の壁画」に挑戦しました。

班ごとの制作です。協力して進められるように、
まずは、何をつくるのか話し合います。

何つくりたい? 他の班とはちょっと違ったのがいいよね。
使うのはマスキングテープ。何色からはじめようか?

真剣な表情で、つくりはじめました。

みんなで手分けして、どんどん進めていきます。

隣の班とつながるようにしよう!
ナイスアイディア!

その色いいね! そっちもいいじゃん!

細かくちぎって貼付けて

色を合わせたり、重ねたり。
光が透き通ったら、どんなふうに見えるかな?

楽しい海の仲間たちができました。
2クラス会わせて14作品ができあがりました。展覧会で体育館を装飾します。
 光が差し込むと、透明なシートを透き通り、とてもきれいに見えると思います。
 みんながどんな作品をつくったのか、展覧会に飾られるのが楽しみですね!

2013年1月16日水曜日

3年生 道具にとっての展覧会

 展覧会まであと10日を切りました。展覧会の出展作品は完成し、あとは会場に展示するだけとなってきました。
 ところで、当たり前のことですが、図工の作品というのは、何らかの材料を、いろいろな想像力や技術をつかって、切ったり、削ったり、つなげたり・・・様々に手を加えて、ある形にしたものです。
 つまり、展示された作品をみれば、どんな材料を使っているのかを見ることができます。
 ところが、作品をつくるために用いられた道具(はさみ、ボンドなど)は、展覧会に登場することはありません。
 しかし、展覧会を陰で支えているさまざまな道具も、展覧会に飾ることができればおもしろいですね。3年生は、いつもお世話になっている道具を、展覧会に出してあげようと、「道具の展覧会」の準備をしました。
わたしは、軍手にする!
 いつもとてもお世話になっているから。

 道具をそのまま展示するのは難しいので、「記念撮影」ならぬ「記念コピー」をすることにしました。
職員室のコピー機に、そっと道具をならべます。

こういう向きがいいんじゃない?

上から紙をかぶせて・・・コピースタート!

出てきた出てきた!

おー! 

実験実験! 鏡をコピーするとどうなるのかな?
あれ? 真っ黒になった! 鏡はコピー機の中を映しているからだ!
 コピーが終わったら、道具たちを飾るための色鮮やかな紙をつくります。
久しぶりに登場したローラーです。

ころころころ




できた!
 コピーしてきた道具をはさみで切って、できあがった紙に飾り付けていきましょう!
これは、ボンドです。どの学年もお世話になった道具のひとつです。


水刷毛は、6年生がお世話になりましたね。

マスキングテープやマジックペンも!
あれ、フォークなんて図工室にあったんだ!

道具たちがたくさん貼り付けられ、楽しそうです。

いろいろな材料を組み合わせて、パフェをつくった子も!
 展覧会を陰で支えた道具たちの展覧会は、当日1階廊下を飾ります。
 来て下さったお客さんが歩きたくなる廊下をつくろう! と3年生が力を合わせてつくりましたので、ぜひご覧下さい。

2013年1月11日金曜日

6年生 誰も知らない教室

 6年生は、教室まるごと一つを作品として大きな作品づくり(インスタレーション)に取りかかりました。空間そのものを使って表現する方法を「インスタレーション」といいます。
 
1組は12月まで1年生の教室として使われていた教室、
2組はその隣の活動室を丸ごと使って制作を始めました。
 
 テーマは「誰も知らない教室」です。
普段使っている教室と同じ広さの空間を、
自分たちで考えて、これまで誰も見たことがないような
空間に変身させます。

何をするのかを会議で決め、限られた予算の中で、
必要な材料を自分たちで決めました。

制作行程も役割分担もすべて自分たちで決めています。

まずは、空間づくり。
ただ作品をつくって並べるのでは、
普通の作品展と変わりません。
いつもと違う空間を演出することが、
インスタレーションの成功の鍵です。

黒板や掲示板を白い素材で覆い隠すことで、
教室らしさを消します。

時計を取り外し、壁を隠していきます。
瞬く間に、いつもとは違う空間が現れます。

一方で、大道具組はダンボールを使った
大がかりな造形に取り組んでいます。

また、小不道具組はねんどや紙を使って
空間を飾る大事なアイテムを作っていました。

全員で協力しないと、限られた時間の中で、
大きな作品は完成できません。
  
2組は空間を暗くするために、壁を黒くしたり、
窓を目張りしたりしました。

対照的に、1組はカーテンを取り外し、壁をすべて白くして
部屋全体を明るくしています。
 インスタレーションは、展覧会に向けてあと2週間で完成させなくてはなりません。
どんな空間に生まれ変わるのか楽しみです。

 もう一つ、6年生の挑戦する「ストリングラフィー」についても、途中経過を報告します。 生活科室に糸電話のようなものがたくさん現れています。
 6年生の1組2組あわせて20名が、1月26日の4時間目にこの糸電話のような楽器を使って発表します。
 


 糸の長さで音の音程を変える算数でもあり、それを空間に飾るという図工でもあり、それを奏でる音楽でもある。そんな総合的な表現がストリングラフィーです。

 展覧会まであと2週間を切りました。どんなことができるのか、わくわくどきどきしながら、子供たちはいろいろなことに挑戦しています。

 インスタレーションも含めうまくいくのかどうか・・・もちろん不安もありますが、最初から成功や完成度に気を取られて、ブレーキをかけては、何も面白くありません。学校は実験室です。失敗してもいいから、とにかく精一杯挑戦してほしいと思います。