「先生、この機械はいつ使えるんですか?」
「早く使いたいです!」
もう半年も前から4年生が気になっていた道具
それは「電動糸のこぎり」です。
図工室にある道具の中でも、
とりわけ存在感のある道具のひとつです。
でも、この道具は、使い方だけでなく、
準備・片づけも含めて、扱いの難しい道具です。
安全に、そして思い通りに使うことができるように、
「運転免許」を取ろう!
全員で刃の取り付け方、はずし方、
まっすぐの線の切り方を確認した後、
3級から1級に挑戦しました。
本来は木の板を切ることが多い道具ですが、
初めてなので、段ボールを使って
たくさん練習をしてみましょう。
マジックペンで切る線を引きます。
線の上からはみ出さないように、
ゆっくり切ってみましょう。
最初は、なかなか思うように切れませんでしたが、
すぐにコツをつかみ、上手に切り進むことができるように
なってきました。
とくに、途中で直角に曲がる線を切るには、
コツがいります。
きれいに切れていますね!
発泡スチロールカッターを使った経験も思い出しながら、
なめらかなカーブもスイスイ切っていました。
道具を一つ覚えると、
「こんなこともできる!」
「こんなこと、やってみたい!」
という新たな想像が生まれます。
大事なのは、道具を使えることは、
目標ではないということです。
道具を使えることで、想像や表現の幅を広げ、
つくることの楽しさ、創造的な体験を
たくさん味わうというといことだと思います。
今日は、とにかく安全に正しい使い方を練習する授業でしたが、
切った形から自由に想像を広げ、
さっそく表現している姿が印象的でした。
4年生の授業は、これが今学期最後でした。
5年生になったら、新しい道具を使って、
どんなことに挑戦しようかな?
目を輝かせて4年生が図工室を後にしました。
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