2014年1月23日木曜日

6年生 どきどき いま どきどき

今から1年前
6年生が5年生だった頃、
焼き物用のねん土を使って、

卒業式・入学式を飾るプランターをつくりました。

つくる手順を一つ一つ確認しながら、
つくりました。
 
そして、6年生の1学期には、
「ねん土でアート」と題して、自由に表現しました。 
ねん土の感触をたっぷり味わいつつも、
自由につくることの難しさを感じました。
 
窯から取り出し
 
釉薬を自分で塗って

作品に仕上げました。
 
そして、3学期。
これまでの体験を生かしながら、
「今時土器」と題した作品にチャレンジします。
 
土器というと、縄文時代や弥生時代につくられたもの
というイメージがあります。
そんな昔から、ずっと残っているってすごいことですね。
昔の人たちは、きっといつまでも自分たちがつくったものを
残したいと思い、焼き物に様々な思いを込めたのです。
 
 
さて、そこで21世紀の土器をつくります。
卒業間近の6年生。
今、ドキドキしているよね。
「いま どきどき」
その気持ちを、未来に残す土器をつくろう。
それが「今時土器」です。

この「未来便」に乗せて、今回の作品は、
未来に届けられます!
 
「いま」と「未来」
2つの思いを抱えて、
時空を超えた作品づくりがはじまりました。

今までに習った方法を思い出します。 
1学期に失敗した作品にリベンジ!

未来の自分がもらって、うれしいものって?!
制限時間約3時間。
何をつくるかを考えるだけで、
そのうちの2時間を割く子もいます。

なかなか思い通りにならないと、
途中で壊してしまった子も、
残り30分で形にしようと必死です。
 
ねん土は乾燥するとひび割れてしまいます。
うまくいかないと、重力に負けてつぶれてしまいます。
指や粘土ヘラの跡が、そのまま形に記憶されます。
とても正直な素材です。
 
 
「いま」という過ぎていく時間が、
いつまでも形に残り続けます。
 
「いまの自分」から、
「未来の自分」へ・・・
この思いが届きますように。
 
チャイムが鳴ると同時に、作品が完成しました。
時間ぎりぎりまで、迷い、試行錯誤しながら、
世界にたった一つの形が生まれました。
 
この後一度乾燥させてから、
素焼きをして、釉薬をかけたら完成です。

マグカップに鉛筆立て 
小物入れにお皿
貯金箱にユニークな置物
 
二度と戻ることのない、6年生の「いま」が込められた作品、
十人十色の「今時土器(今、ドキドキ)」ができあがりました。
 

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