2013年2月15日金曜日

5年生 ねん土を◯◯研究所

 5年生は、卒業式を花で飾ります。その花を植えるプランター一つ一つ、思いを込めて手作りで飾ります。粘土で形をつくり、窯にいれて焼きます。

 今日は、すてきなプランターをつくる前の寄り道。粘土でどんなことができそうか、思い思いに実験して、自分の「技」を発見してみましょう。

粘土は、どのくらいの力で、どうなるのかな?

自分は、粘土を使って何ができるのかな?
そして何ができないのかな?
とにかく、粘土という素材とたくさん対話する1時間です。

「今日は、粘土で何ができるのか実験します」

「えー! 粘土なんてわかってるよ」そんな声も聞こえてきました。
そうですね。5年生は、粘土のことはよく知っています。
「それじゃあ、目を閉じて触ってみよう!」
うわ! 思っていたより固い!

あ。土のにおい!

目を閉じると不思議と図工室は静かになりました。
「うわー! 気持ちいい!」
「なんか、すごく気持ちいい」
そんな声が聞こえてきました。
 最初は、手に土がつくのが嫌だと言っていた子も、気がつけば、気持ち良さそうに粘土に触れていました。粘土は、天然の土です。土にこんなに触れたのって、いつ以来だったかな。
 
 さあ、目を開けて、もう一度粘土を見てみよう。
 実験の始まりです。
何しようかな!
自分が何かすると、粘土は必ず応えてくれます。
いろいろな道具も使ってみよう。
道具の使い方も、自分たちで考えてみよう。

糸を使うと、きれいに切れる!
こうするとなめらかになる。

長くなった!
今回は、せっかくつくった作品も、最後にはまた元のかたまりに戻さなくてはいけません。自分が何をして、どんなことを発見したのか、忘れないように写真に撮っておきます。



自分のつくったものが、一番よく見えるように自分で写真を撮ります。

ワニの模様をつくれる方法を見つけました。

ある道具を使うと、粘土に線を残したり、
きれいに切ることができることが’わかりました。




 結局、何もつくれなかったという人もいました。でも、1時間ずっと手を動かしていました。今日は、それでいいのです。粘土の面白さは、形にならないこともあります。
 

          形にならないけれど、新しい発見はたくさん。

自分の身体を動かして知ったこと。

               友達と一緒に感じたこと。



教えられて知るのではなくて、
自分の手で目で頭で考えて感じて発見したこと。



それだけが、自分の中にちゃんと残っています。
 今日、発見したことを生かして、次回はいよいよプランターづくりに挑戦します。

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