2013年10月31日木曜日

6年生 偶然と奇跡 待っている

9月の授業
水と絵の具のにじみがつくり出す偶然から、
美しさを見付けた6年生。

自分だけの力ではなく、
自然に美しさが生み出される体験は、
6年生の川柳にも表れました。

絵の具との 偶然を待ち 水垂らす
 (6年児童 作)


言葉にするのが難しい、色や形の美しさがあります。

人が何かを「美しい」と思うのは、なぜなのでしょう。


さて、明かりが消えました。
まったく何も見えません。

この暗闇の向こう側には、あの美しい色があります。
どんな窓から向こう側が見えたらきれいだろう?

暗闇に、デザインカッターナイフで
一つ一つ穴を空けていきます。

暗闇という0(ゼロ)の世界から、
自分なりのテーマを見付けることは、
とても難しい作業です。

ステンドグラスの模様をヒントにしたり、

図鑑の写真や、画集の絵にヒントをもらいながら、
暗闇に明かりを灯します。

限られた時間の中で、終わらせなくてはならない。
アイディアをただ考えているだけでは、間に合わない。
とにかく手を動かします。

手を止めず、目の前の一つ一つに集中する。
その連続がたくさんの模様となり、
どこかで「美しい」が生まれるのを待ちます。

さて、後ろの絵と合わせてみよう。

どうかな?

どの向きに合わせるのがいい?

もっとよくするには、どこに穴を空ければいい?

そして、最後の仕上げにとりかかります。

できました。
後ろの絵に貼り付けて完成です。






 偶然が 生み出す奇跡 待っている
(6年児童 作)

自分がつくるのではなく、何かが起こるのを待つ。
表現するというのは、そういうことかもしれません。

2013年10月30日水曜日

1年生 「土」が教えてくれる

明け方に雨が上がり、晴れ渡った爽やかな朝
1年生が砂場へ飛び出しました。
靴を脱ぎ、はだしで砂場の中へ飛び込みました。
砂場には、先日、2㎥の新しい砂が入ったばかり。
砂はふかふかです。
 
わぁ、冷たくて気持ちが良い!
 
シャベルを持って、やわらかい砂に穴を掘ります。

ふるいを使ってさらさらな砂をつくったり
 
水と砂を混ぜて泥だんごをつくったり

カップにたっぷり土をつめこんで

型抜きをしたり

いろいろな道具を使いながら、
たくさん試してみます。
 

白い砂をふりかけて

葉っぱや泥だんごをのせて飾り付けていました。

土の感触をたっぷり味わいます。
かたい! やわらかい!
つめたい! きもちいい!
おもい! くさい! いいにおい!

土の感触を変身させることができる「水」
 
じょうろに入れて

土にしみこませるとどうなる?

砂場のまわりにできた水たまりから、
水がちょろちょろと流れ込んでいるのを発見しました。
ここを掘ったら、水が流れるよ!

あっという間に、砂場に水が流れ込みました。
 
掘った穴に水が流れ込みます。
気持ちいい!!

もっと水を流そう!
バケツを使って水を運びます。

よし! うまく流れた!

流れる水が土を掘ってくれることがわかりました。
あっという間に川になった!

もっと遠くまで川をのばそう!

友達の掘った深い穴までつながった。
滝をつくろう!

水が気持ちよく流れ込みます。

砂場に入って1時間。
一人一人が夢中になって掘った川が、
最後には全部つながって一つの大きな作品になりました。

「やったぁ!」 「あぁ、楽しかった。」
「すごいのつくっちゃった!」
「みんなが協力したからできたよ。」
「みんな、ありがとう!」
最後にはそんな言葉が聞こえてきました。
 
子供たちの創造力をすべて受け入れてくれる大きな砂場。
土や水は、いろいろなことを教えてくれました。

2013年10月29日火曜日

4年生 世界に一つのキャラクター誕生!

4年生がつくっているマイキャラクター
前回、描いたキャラクターが、
今日、画用紙から飛び出します。
 
画用紙を切り抜いて

発泡スチロールに写します。

大きく太く写さないと、
切るのが難しくなってしまうので、
画用紙の型紙をもとに、さらに大きく写します。

形が写せたら、細かいところまで写していきます。

発泡スチロールに写りました。
 
さて、ここからが本番です。
はじめて使う発泡スチロールカッターで、
慎重に切り抜いていきます。
 
熱で溶かしながら切っていくカッターは、
よそ見をしていると、すぐに間違ってしまいます。
 
真剣な表情です。

うまく切れるかな。

細かいところは、とくに慎重に。

よし、切れた!
 
切り抜いたら、アクリル絵の具で色を塗っていきます。
キャラクターのデザインの中でも、
特に大事なのが色です。
どんな色がいいかな?

今日は、表の色を塗りました。
次回は、裏にキャラクターの後ろ姿を描いていきます。
 
色塗りの途中ですが、
発泡スチロールに写して立体的になると、
だんだん愛着がわいてきますね。
 
 
 
たくさんのキャラクターができて、楽しくなってきました!

次回、色塗りの仕上げをして完成します。