2012年4月18日水曜日

2年生 はじめまして 図工室

今日、2年生は初めての図工室。
教室とは全然違う場所で、わくわくどきどき・・・
最初は、ちょっと落ち着かない様子でしたが、授業が終わる頃には、すっかり慣れてきたようです。
図工室で守らなければいけない「約束」や「目標」について、今日の授業で話しました。
「約束」と「目標」をしっかり守って、これからは2年生も図工室の一員です。

じっくり、もくもくと取り組んでいます。



はじめての図工では「びっくりティッシュ」をつくりました。 

四つ折りにしたティッシュに、マジックで色をつけます。

色をつけ終わったら、そっと開いてみます。
すると、同じ模様がたくさんに増えます

1枚終わったら、2枚目はもう日と工夫してみます。

開いたらどんな模様になるのかな?
わくわくどきどき、開いてみると・・・



自分でもびっくりするような、不思議な模様ができました。


あっという間に、できあがった不思議な絵。
魔法をかけられるようになったみたい。




この作品の中に、いくつの丸が見つかるでしょう。いくつの三角が見つかるでしょう。
つくった作品をもう一度開いて、よーっく見てみましょう。
大きな赤い丸が一つ、表れました!

図工は、楽しみながらたくさん発見する時間です。
図工は、自分にどんなことができるのか、実験してみる時間です。
そして、図工は、世界のおもしろさと出会う時間です。

これから、2年生がどんなものを創造していくのか、本当に楽しみです。

2012年4月16日月曜日

4年生 釘打ちの達人!

4年生は、昨年度末の学年閉鎖で遅れてしまった「コリントゲームづくり」が続いています。
3年生のときに学習した金づちを上手に使って、釘打ちしています。
楽しいゲームづくりをしているようですが、どんどん釘打ちが上達していきます。
金づちでつくる技能が上達したら、今度は、もっと大きな工作をしてみたくなりますね。

まがったくぎを元に戻すこともできるようになりました。

玉を転がすと、音の聞こえてきそうな、音符いっぱいのゲームです。

実際に遊びながら、もっとおもしろくなるように工夫していきます。


 次回の図工で、コリントゲームは完成します。完成したら、みんなで遊んでみましょう。
 自分のゲームは、どうやって遊ぶとおもしろいのかということや、自分なりに工夫したところ、苦労したところを、見る人に説明できるといいですね。



2012年4月13日金曜日

6年生 さくらをじっくりみる

             
 つ北小は、さくらが満開になりました。
 今日はお花見日和です。
 
校庭のさくら
              
休み時間は、さくらの下で遊んでいます。

 教室の窓からもさくらが見えます。休み時間や体育の時間も,、子供たちはさくらに囲まれています。しかし、図工の時間では、ちょっと目線を変えて、「見る」お花見ではなく、「観る」お花観にチャレンジしました。
 
自分のお気に入りのさくらの木を描きます

絵を描くことは、よく観るということ。

近くで観ると、さくらの木はいろいろな色をしている。


どの枝がどこにつながっているのかな。めいろみたい。

木を描くのは、思いの外難しいようです。
見る角度によっても、全然違う形をしています。
形があるようで、よく観るとはっきりした形がありません。

 ところで、今回の題材では、3つのことを話しました。

 1つは、「見る」と「観る」は違うということ。
 2つ目は、さくらはピンク色ではなく、木は茶色ではないということ。つまり、絵の具セットの中には、絶対にない色だということです。
 そして、3つ目は、えんぴつには10Hから10Bまでたくさんの種類があって、えんぴつだけで、様々な色を表現できるということ。
 
10Bから10Hまで22段階

「F」なんていうえんぴつもありますね。

22種類 いろいろな濃さを試してみます。

 6年生にとって、つ北小で迎える最後の春の最後のさくらです。
 さくらの花が散る前に、この景色を記憶に残しておきたいですね。
 



2012年4月12日木曜日

5年生 糸のこチャレンジ

 今日は、今年度1回目の図工。トップバッターは、新5年生です。
 クラス替えもあった5年生は、気持ちも新たに授業に臨みました。
 今年度の1学期、5年生は主に木材を加工する工作に取り組みます。中学年で経験した手引きのこぎりから、レベルアップして「電動糸のこぎり」を使えるようになります。電動糸のこが使えるようになると、カーブやギザギザ、複雑な模様など、様々な造形ができるようになります。
 できることが増えると、想像力もたくさんふくらみます。
 
 来週から、「春風ゆらゆらモビール」で厚さ4㎜のベニヤ板の加工に挑戦します。

 そして、その後につくる「ナイスないす」では、厚さ2cmのベニヤ板を自由に加工して、自分らしいイスをつくれるようにたっぷり練習しましょう。

 今日の授業では、基本的な電動糸のこの使い方を覚えるために、木材の代わりに段ボール板を使って、様々な加工の練習をしました。

急がずゆっくりが、一番の近道です。あわてずじっくり切り進めます。

8台の糸のこのエンジン音が響きます。集中、集中。

初級からスペシャルコースまでチャレンジします。
今日のめあては、「全員1級を取ろう」です。

刃を取り付けて、刃を外すところまで自分たちでできるようになりました。

チームで協力して刃の取り付けです。

いろいろなかたちに切り取る練習です。
 今日もまた、ひとつできることが増えましたね。 来週は、さっそくベニヤ板を加工します。段ボール板とは固さの違うベニヤ板なので、うまくいくかどうか・・・わくわく どきどきですね。
 
◎そして、さすがは5年生! 細かいごみの多い、糸のこのくずの片付けでしたが、みんなで協力して5分で片付け完了でした! 新年度、良いスタートが切れましたね。

2012年3月23日金曜日

5年生 体育館装飾

5年生は、6年生が気持ちよく卒業できるように、図工の時間を使って、装飾物をつくってきました。ひとつは、大きな透明のシートに、20色のマスキングテープで描いた「光の壁画」です。後ろの空や景色も絵の一部になるので、これから桜が咲くと、どんなふうに見えるのか楽しみです。

光が透き通る「透過性」を生かしてつくりました



  さて、以前にもここで紹介した陶芸のプランターとランプシェードですが、無事に完成し、卒業式に飾られました。ランプシェードは、6年生が最後に通る階段の両脇に並べられました。
 中には、LEDライトを入れ、きらきらした陶器に反射して、とてもきれいでした。
 
全部で34個のランプシェードが階段を飾りました。


光を灯すときれいですね

プランターはステージの両脇にリーガベゴニアの花を植えて飾られました

青と白を混ぜたプランター。花の色にもぴったりですね。



プランターが顔になっているので、花が髪型みたいですね。
おもしろい発想です。
 灰色の泥のような釉薬が、1250度で焼くと、こんなきれいな色になるんですね。
 6年生になったら、もっと様々な色の釉薬に挑戦したいですね。
 どんな色になるのか、焼き終わるまでわからない、わくわくどきどきを楽しみながら。

 急激な乾燥などで、ひび割れて2組はほぼ全員がつくりなおしをするなど、一時はどうなるかと思いましたが、結局、全員大成功だったのは、何よりよかったです。

 ランプシェードとプランターは、4月6日の入学式でも飾る予定です。

2012年3月16日金曜日

6年生 最後の図工は未来へつづく

この日、6年生は小学校最後の図工を向かえました。
「思い出を閉じ込めよう」というテーマでつくってきた写真立てを完成させます。
 写真が消えてしまうというアクシデントもあり、取り直しに走るチームもいました。
せっかく撮影した思い出の一枚が、こちらの管理不足で消えてしまって、申し訳ないことをしました。
 三脚を使い、タイマーで集合写真を撮るチームは、学校の校章と一緒に写ろうと、職員室前のベランダにならんで撮影していました。思い出の写真を撮っているわけですが、きっとこうして撮影した体験が、いい思い出になるのじゃないかと思います。
何度も撮り直していました


完成したみんなの写真立てを、授業後の図工室に並べました。

写真立てを立てる台を工夫。ツリーハウスをイメージしました。

飼育委員会の思い出を閉じ込めました

よく見つけてきたね。水引をつけてめでたい!

色の境目にマッチ棒を並べて、丁寧に色を塗りました。

3色でシンプルに仕上げていますね

フレームを回転寿しに見立てています!
不思議な立体感! 雪の写真がきれいです。
写真立ての仕上げを終えると、いよいよ最後の作品に取りかかります。
 未来に向けて作品を送るのです。

 「拝啓、自分」
 「今は元気です。今は元気ですか?」
 「あなたは、わたしですか? わたしは、あなたです。」

 未来の自分へ、今の自分が書く手紙の内容をちょっとのぞくと、時空をまたいだ不思議なコミュニケーションになっていました。

 自分がつくった作品を、未来の自分が見たら、どんなふうに思うんだろう。そんな疑問からイメージをふくらませて手紙をつくります。
 

授業後に「タイムカプセルポスト」へ投函

いろいろなかたちのユニークなハガキや手紙ができたようです。

自分の名前の頭文字Yのかたち

開くとポップアップ(飛び出す)過去からのラブレター?

忘れた頃にやってくる

韓国の国旗のハガキ

6年生だった頃の自分と比べられるチェックボックス!
おもしろい発想ですね。

切手が偽物? 本物もちゃんと貼ってあるようです

こんな手紙が届いただけでわくわくしそうですね

今の自分の手の大きさ。小さくなるのかな?


タイムカプセルポスト
ここにいれたら、手紙は未来へ・・・
また会う日まで、お楽しみ。

「思い出を閉じ込めよう」という写真立てづくりも、この「未来への手紙」も、作品が完成するのは、今ではなく未来です。
 写真立てに閉じ込められたものが作品の一部だからです。「思い出」というのは、ただの記憶とは違うものです。時間が過ぎて記憶が熟して、ふと思い出す時、それは思い出になるのです。年齢を重ねて、成長して、さまざまな変化があって、そこではじめて作品は完成するのだと思います。
 また、「未来への手紙」は、届いて受け取って、はじめて作品づくりが終わります。
 そのとき、この子たちがどんな思いで作品を見て、何を感じるのか、それが一番大切なような気がします。

 中学校の美術は、小学校の図工とちょっと違います。ひょっとすると(いや、きっと)、美術の時間に、難しさや不自由さを感じることがあるかもしれません。しかし、何かにとらわれず、感じるままに、自分を表現しつづけてほしいと思います。