「思い出を閉じ込めよう」というテーマでつくってきた写真立てを完成させます。
写真が消えてしまうというアクシデントもあり、取り直しに走るチームもいました。
せっかく撮影した思い出の一枚が、こちらの管理不足で消えてしまって、申し訳ないことをしました。
三脚を使い、タイマーで集合写真を撮るチームは、学校の校章と一緒に写ろうと、職員室前のベランダにならんで撮影していました。思い出の写真を撮っているわけですが、きっとこうして撮影した体験が、いい思い出になるのじゃないかと思います。
| 何度も撮り直していました | 
| 完成したみんなの写真立てを、授業後の図工室に並べました。 | 
| 写真立てを立てる台を工夫。ツリーハウスをイメージしました。 | 
| 飼育委員会の思い出を閉じ込めました | 
| よく見つけてきたね。水引をつけてめでたい! | 
| 色の境目にマッチ棒を並べて、丁寧に色を塗りました。 | 
| 3色でシンプルに仕上げていますね | 
| フレームを回転寿しに見立てています! | 
| 不思議な立体感! 雪の写真がきれいです。 | 
未来に向けて作品を送るのです。
「拝啓、自分」
「今は元気です。今は元気ですか?」
「あなたは、わたしですか? わたしは、あなたです。」
未来の自分へ、今の自分が書く手紙の内容をちょっとのぞくと、時空をまたいだ不思議なコミュニケーションになっていました。
自分がつくった作品を、未来の自分が見たら、どんなふうに思うんだろう。そんな疑問からイメージをふくらませて手紙をつくります。
| 授業後に「タイムカプセルポスト」へ投函 | 
いろいろなかたちのユニークなハガキや手紙ができたようです。
| 自分の名前の頭文字Yのかたち | 
| 開くとポップアップ(飛び出す)過去からのラブレター? | 
| 忘れた頃にやってくる | 
| 韓国の国旗のハガキ | 
| 6年生だった頃の自分と比べられるチェックボックス! おもしろい発想ですね。  | 
| 切手が偽物? 本物もちゃんと貼ってあるようです | 
| こんな手紙が届いただけでわくわくしそうですね | 
| 今の自分の手の大きさ。小さくなるのかな? | 
| タイムカプセルポスト ここにいれたら、手紙は未来へ・・・ また会う日まで、お楽しみ。  | 
「思い出を閉じ込めよう」という写真立てづくりも、この「未来への手紙」も、作品が完成するのは、今ではなく未来です。
写真立てに閉じ込められたものが作品の一部だからです。「思い出」というのは、ただの記憶とは違うものです。時間が過ぎて記憶が熟して、ふと思い出す時、それは思い出になるのです。年齢を重ねて、成長して、さまざまな変化があって、そこではじめて作品は完成するのだと思います。
また、「未来への手紙」は、届いて受け取って、はじめて作品づくりが終わります。
そのとき、この子たちがどんな思いで作品を見て、何を感じるのか、それが一番大切なような気がします。
中学校の美術は、小学校の図工とちょっと違います。ひょっとすると(いや、きっと)、美術の時間に、難しさや不自由さを感じることがあるかもしれません。しかし、何かにとらわれず、感じるままに、自分を表現しつづけてほしいと思います。
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