2012年6月22日金曜日

6年生 おいしいをつくろう

6年生は、前回の授業で「ねん土で何ができるかな?」と投げかけたときに、たくさんの答えを見つけてくれました。
「ねん土を○る!」の○の中に、どんな言葉が入るか、考えて見ました。
「 こねる」「ひろげる」「丸める」「固める」「触る」「見る」「知る」・・・等々、様々なアイディアが出ました。
 そんな中、「食べる」という意見が出ました! ねん土を食べるなんてとんでもない、と聞き流すこともできますが、「ねん土を食べる」というのは、何となく、おもしろい響きです。これは、試してみたいなと真剣に企んでいます。 ※その場合は、小麦粉粘土を使います。
 それはさておき、今日は、飲み物をおいしく飲める「マイカップ」をつくりました。ただのマグカップではなく、「おいしい」という気持ちになれるように考えてつくってもらいたいと思い、今日のテーマは「おいしいをつくろう」です。さて、どんなマイカップができるでしょうか?

まずは、ねん土を切って分け合います。
みんなが同じ大きさになるように、協力していました。

空き缶を型にして、巻き付けて形をつくります。

つなぎ目をしっかりくっつけて、
乾いたり、焼いても壊れないようにします。

底をつけます

形ができあがったら、取っ手や飾り付けをつけていきます。
「おいしい」と思うカップは、どんなカップでしょう?

大きな取っ手は持ちやすそうです


いろいろな形ができてきました。来週、形を完成させます。
どんなカップができるのか、楽しみです。

2012年6月21日木曜日

5年生 擬態生物を探せ

 5年生は、先週完成した「擬態生物」を、設置して写真撮影をしました。
 「すぐにわかる」ような撮り方ではなく、「誰もみつけられない」撮り方でもなく、自分の作品のよさが引き立つような撮り方・見せ方を考えました。

班に1台カメラを持って、撮影しにいきました。

擬態の仕方に気をつけます

両面テープ、マスキングテープ、養生テープ
道具をうまく使って、擬態生物を設置します。

設置している間に、場所を変えたり、
最初のアイディアカードから変更する子もいました。

どの角度から撮影するといいだろう?

同じ班の友達の作品を見て、驚いています。

さて、どんな写真が撮れたのでしょう??
 擬態生物を少し紹介します。
この中に4匹もかくれているそうです!

隠し方を工夫していますね。

2つ並べているところを工夫しています。

見せ方を工夫しました。

さて、見つけられる人はいるのでしょうか?

あれ、どこ?

全然わかりません。
みんな見つけられるのか心配です。

!!
  さて、自分の作品が隠された写真をスクリーンに映して、プレゼンテーションします。

「擬態生物は、どこにかくされているでしょうか?」
はい、はい、はい!

これかな? ちょっと不安だけど、答えます。

見つけた人には、一言、感想を言ってもらいました。
「色や形がそっくりで、見つけるのが難しかった」
「写真の端っこに写しているところが良いと思った」
「となりに本物を置いているところが良いと思った」
 授業の最後に、今日の感想を聞いてみると、「みんな一人一人が違ったものをつくっていてびっくりしました」とか、「あまりうまくつくれなかったけど、写真の撮り方でうまく隠せた」という声が聞けました。
 「自分の作品を、どのように見せるのか」ということも考えられるようになると、表現の幅が広がると思います。どこに飾るのか、どの角度から見るのか。そういう工夫をすることで、作品はまだまだよいものにできるのです。

 2学期にも、同じように作品を写真に撮ってプレゼンテーションする授業を行います。チームの中で、「もっとこうしよう」というアイディアを出し合い、作品をよくしようと、協同的に取り組めるといいですね。

2012年6月20日水曜日

3年生 自分の技、新しい技

 3年生は、前回に続き、ローラーで描きました。
 活動を始める前に、「前回、どんな技を見つけましたか?」と聞くと、たくさんの技を教えてくれました。こちらからは、ほとんど何も教えていないのに、知らない間にたくさんの発見があったのですね!今日は、前回自分が発見した技をもう一度つかったり、新しい技に挑戦しました。

さて、活動がはじまりました!

前回よりも、色をつくるのに時間をかけました。

きれいな色ができてきました。

色を完全に混ぜないのも、ひとつの技です。
  さて、今日はひとつの技を提案しました。画用紙で型紙をつくって、その形を残して色を塗る「型紙版画」という方法です。「ステンシル」と呼ばれることもあります。

さっそく新技にチャレンジです!

星形が浮かび上がりました。

ローラーに型紙をつけるという方法を発見した子もいました!
これは想定外です。


かさねてみても、おもしろいですね。
  さらに、今日は、「自分でも新しい技を発見してみよう」と呼びかけました。
 すると、インクをローラーにつけて飛ばして描くという方法を提案してくれた子や、指で絵を描くことを提案してくれた子もいました。それぞれ、「ドリッピング」と「フィンガーペインティング」という描画法で、こちらで教えることもできるのですが、子供たちが「私が発見した」という気持ちを持たせることが大事だと思います。

ドリッピングを発見しています

手形をつける活動は、もっともシンプルですが、一番人気です。

新技にもチャレンジしていました。

いろいろな技を組み合わせて、
前回よりレベルアップした作品を完成させました。
 前回は材料・道具の練習。今回は、技法の練習をしました。本当は、今回から個人での作品づくりにしようと考えていたのですが、大きな画面で表現することで、より自由な発想で取り組めると思い、協同制作にしました。
 次回は、型紙版画(ステンシル)での作品づくりをはじめます。インクは落とすことのできるものを使いますが、できるだけ汚れてもよい格好で来るようにしましょう

2012年6月15日金曜日

6年生 ねん土再発見

6年生は、ねん土に挑戦しました。ねん土というと、幼稚園の頃から油ねん土や紙ねん土等、様々なねん土に出会ってきたと思いますが、今回は、もう一度、ねん土を再発見することにしました。
ねん土は、漢字で粘土(ねばる・つち)と書くように、もともと「土」です。大昔から、この土を練った材料は、ものづくりの素材として使われてきました。縄文時代から変わっていません。
しかし、天然の土でできた粘土は、すぐに水分が蒸発して固くなってしまうので、代わりに「油粘土」が生まれたり、軽くて加工の容易な「紙粘土」が生まれたりして、子供たちの身のまわりには、人工的な粘土が多くなりました。そして、今、天然の粘土に出会ったとき、やはりこれも商品としての人工的な粘土というイメージが拭いきれません。自分たちの足下深くにある「粘土」とは、結びつかないのです。
私が、今回の授業で、あえてもう一度、シンプルに「粘土遊び」を取り入れたのは、「粘土は自然物」であることを、知ってほしいと思ったからです。
そのための手立てとして、今回、取り入れたのが「ブラインド・スカラプチャー」という方法です。つまり「目隠ししての粘土造形」です。


今日の授業では、あらかじめ一人一人に粘土を切って用意しておきませんでした。粘土を切り糸で切り分けるという作業が、実はとてもおもしろいのです。この部分を飛ばしてしまうのは、もったいないと思っています。
班で協力して、粘土を切り分けます。

きれいに切れると気持ちがいいですね

全員、きれいに切れました

さて、いよいよ目隠しします

約15分の間、(途中で何度か外しましたが)暗闇の中での粘土造形です
目隠しをした状態で、こちらから3つのお題を与えました。
1つ目は、できるだけきれいな球体
2つ目は、星形
3つ目は、2つの同じ大きさです。
さあ、うまくいったでしょうか。みんな不安そうです。

暗闇の中で、粘土をたぐり寄せ、指先の感覚だけで形をつくります

星形にできるでしょか。
こんなに指先に神経を集中したことは、最近あったでしょうか。

お! かたちができてきた。

形になっているかどうかも、自分の指先で判断します。

予想よりうまくできた子、逆に、思いの外うまくいかなかった子。目を閉じてみると、いつもと感じ方が違います。目で見ているものと、手で感じられるものには「差」があることに気付いたのではないでしょうか。
「2つの同じ大きさをつくる」というお題では、目を使わないで同じ大きさを測る方法を、試行錯誤していました。1本の棒状にして真ん中で折る方法、一枚の板状にして半分に折る方法、1つのかたまりを真ん中で切る方法など、さまざまです。
最後に、重さを頼りに左右を比べていました。しかし、目を開けてみると「あれ? ちょっと左の方が大きい!」など、驚きの声があがりました。普段、どのくらい目(視覚)に頼っていることがわかります。



目隠しを外し、残りの時間は、目を開けて粘土に触れる時間をつくりました。もちろん目が見えた方が楽ですが、目隠しをして感じた指先の感覚は、最初から目を開けていたら気がつけなかったと思います。


さっそく水気が無くなったので、水分を加えていきます。

思い思いにつくって壊して、くりかえします

いくつかの道具にも挑戦します


いつの間にか協同制作がはじまっていました


細かい表現にも挑戦

今日は、切り糸での切り方のコツ以外には、何も教えませんでした。最初から教えるのではなく、まず、たくさん触れて、挑戦して、失敗もして、自ら発見するところから始めてほしいと思います。

ある感覚を閉ざすことで、初めて感じられる感覚があります。ある知識を得ることで、見えなくなることもあります。だから今日は、シンプルに粘土と向き合ってもらいました。教えられたことではなく、自分で発見したこととして、今日の体験が、何かに結びついていくといいなと思います。