2012年9月13日木曜日

5年生 イスになってきました

 5年生は、イスづくりの続きです。
 はじめに完成図を見ながら、切るときにどの線がまっすぐでなければいけないのか、考えました。
 座面をのせる4番目の線、その真ん中の1本をまっすぐにしたい、ということになりました。

集中していますね。

板の真ん中で90°回転させるところが、一番の難関・・・

切り終わったところは、やすりでよく研きます。

ささくれ立っていると、あとでケガの原因になります。
ていねいに研いておきましょう。

切っているあいだに、手の空いている人がそうじをする。
こうすれば、あとで片付けが楽になりますね。


もうイスの形ができあがってきています!

終わったら、班ごと箱に入れて保管します。

パズルのようにぴったり収まりました。
 木くずがたくさん出て片付けが大変でしたが、さすが5年生。片付けに10分もかかりません。
 さて、次回には、それぞれ自分の思い浮かべるイスに向けて、工夫して切り始めます。
 どんなイスができるのか、楽しみですね。

2012年9月12日水曜日

3年生 ふしぎな乗り物

 3年生は、ふしぎな乗り物を考えました。
 

 考えるといっても、想像力だけで一から考えるのではありません。3年生にはちょっと難しいですが、身のまわりのものをよーく観察して、それをヒントに乗り物を考えてみます。
 まず、今日の授業では、身のまわりのものをじっくり見つめ、たくさんのアイディアをスケッチします。
ふしぎなのりものってどんな乗り物?
まずは、思いつく物を考えてみます。
  えんぴつのロケット! 黒板消しの船! 雲梯(うんてい)のジェットコースター!
 たくさんの意見がでました。3年生の自由な想像力! もうこちらから教えることはないかもしれない、と思いました。しかし、今回の授業では「身のまわりをもう一度よく見る」ことがポイントです。
 身近なところに隠れているヒントを探しに、学校にくり出します。

図工室で見つけた黒板消しが乗り物にならないかな?

校庭で見つけた「タイヤ飛び」は、どんな乗り物になるのかな?

雲梯は、どうやって動くのかな?

定規が乗り物だったら?

こんなところにも、ヒントが!

とにかく、何でもじっくり見てみます。
1つの物でも、どちら側から見るかによって、全然違う物に見えます。

途中で、友達とアイディアの交流。
へー!そんなこと思いついたんだ! 私のも見てみて!
友達との交流が、アイディアのヒントになります。
  さて、図工室に戻ってきたら、黒板にスケッチを貼っていきます。
 途中で戻ってきた子は、友達のアイディアにびっくり。刺激をもらって再び校庭へ飛び出していきます。
  スケッチの時間は20分間。時間になり図工室に戻ってくると・・・
 図工室の黒板は、3年生のスケッチでいっぱいです。みんなすごい想像力ですね!

アイディアスケッチで埋まった黒板。
みんなの想像力の証拠です。
  こんなにスケッチが集まると、子供たちの視線は自然と友達のスケッチに釘付けです。
 「へ-!」「~くん、すごい!」「私のは、こんなところがすごいんだよ」自然と交流が始まりました。

ではではみなさん、自分の乗り物を発表したい人!
と聞くと、「ハイハイハイ!」
全員に紹介してほしかったのですが、時間が足りません。
10人ほどに代表で紹介してもらいました。

投影機を使って作品を拡大し、解説をしてもらいました。

定規の電車。世界中の大きさを計りながら走っていきます。

セロハンテープの乗り物。そこで遊んでいる人の姿も描かれています。

格好いい名前が添えられています。
この車の燃料は、なんと図鑑です!

洗濯ばさみの潜水艦。水面を挟みながら進む?
どんな仕組みになっているのでしょうか!
 授業が終わった後、教室に向かう途中も、教室についても、子供たちは「あ! 時計の乗り物もできる!」、「階段の手すりって・・・」、「あっ!今思いついた」と想像力のスイッチが切れません。

 今日の授業は、「ふしぎな乗り物」という視点を設定することで、身のまわりのものをもう一度見つめ直すことでもありました。普段、何気なく見過ごしていることが、よーく目をこらすと見えてきます。
 授業が終わった後、いつもより大きく目を見開き、想像力いっぱいで身のまわりと関わっている子供たちの姿がありました。
 来週はこのスケッチや友達のアイディアをヒントに、乗り物の絵を完成させます。


 ところで、一組の授業にはたくさん大人の姿があり、子供たちも緊張したと思います。
 実は、今日は研究授業で、市内の図工の先生が授業を見に来て下さいました。
 
授業のよかったところ、改善点を付箋に書いて貼っています。

協議会では、約2時間にわたり
今日の授業のことについて、協議を行いました。
 私たちは、子供たちの創造力に驚かされました。
 その創造力をかえって邪魔していないか? その創造力を、さらに伸ばしていくにはどうしたらいいか?ヒントは、やはり子供たちの姿にあったのだと思います。

2012年9月11日火曜日

6年生 文字の形 文字の色 文字の場所

6年生は、文字のかたち、文字の色を考えて、学校に文字を仕掛けました。
「パチン」という言葉は、何色っぽいでしょう? どんな形がいいでしょう?
国語では習わない「文字の形や色」について、改めて考えてみましょう。


 「ざわざわ」という言葉はどんな意味でしょう。
 では、「ざわざわ」の意味を伝えるときに、一番合っていると思う色は何色でしょうか。


  同じ言葉でも、文字の色によって伝わりが違うのです。
 今日は、前回考えた言葉を、自分たちで色を決めて、画用紙に書いていきます。
 文字の形にもこだわってみましょう。
 
コンパスで大きさをそろえ、一人一人が文字を考えている班もありました。


 
作り終えたら、さっそく仕掛けてみます。  どこに仕掛けるのがおもしろいのか、よく考えます。

設置したら、証拠写真を撮影してきます。

さわさわは水色っぽい

「ひらひら」っぽい文字の形。
一文字ずつ角度が変わっているところもいいですね。

斜めに貼っているところや、文字の大きさを変えているところを工夫しました。

職員室前の音は・・・
 学校中に、いろいろな文字が漂っています。
 それが、いったい何を表しているのか。また、どうしてその色にしたのか。考えながら見ると、おもしろいですね。

2012年9月10日月曜日

4年生 オリジナル巨大トランプ完成!

4年生は、版画の授業6回目。今日で仕上げます。
前回、3~4枚刷った絵の中から、うまくいったものを2枚選びます。

選んだ2枚は、縁をはさみで切ります。

縁を切ったら、色を塗ります。

  今回使う道具は、初めて使う「水溶性色鉛筆」です。
 色鉛筆として色を塗りますが、上から水をふくんだ筆で色を広げると、最初から絵の具で塗ったような色合いに変わる描画道具です。
 水性インクで刷った作品の上から水彩絵の具で色を塗ると、にじんでしまい黒くなってしまいます。
 にじみに気をつけて、色をつけていきます。
最初は色鉛筆で。

次に水をつけた筆で。
  さて、仕上げです。四つ切りの台紙に貼り付け、大きなトランプに仕上げます。
 自分の作品が何の札になうのかは、実際にトランプをひいて決めます。
 さて、自分の引くカードは何でしょう。


  
トランプらしく仕上げて、完成させました。

上下で服の色を変えて工夫しています。

鳥の尾だけに色をつけていてシンプルに仕上げました。

虹色のポケットがすてき。

細かい表現は、本物のトランプのようです。
これまでの行程を振り返ります。
1回目 下書き
2回目 版木に本書き
3回目 三角刀を使って線彫り
4回目 丸刀を使って面彫り
5回目 刷り
6回目 台紙に貼って仕上げ

6回に渡ってつくってきた版画は、今回で終わりました。
彫刻刀や刷りなど、技能的に覚えなくてはならないことも多かった版画。
みんな本当に集中して取り組みました。