2014年11月29日土曜日

北小ミュージアム2日目

「北小ミュージアム~学校びっくり箱プロジェクト~」 
体育館では「263人のびっくり箱展」と題し
一人一人のびっくり箱(作品)を展示しました。

入口には、全員が作品を持ってポーズしている
写真が飾られました。

会場にある作品解説ボードは、
5・6年生の有志からなる「実行委員会」が
作成しました。

午前中からたくさんのご来場、
ありがとうございました。

展示会場の奥では、
北小シアター(ステージ)で、
パフォーマンスの発表が行われました。

3年生は、
図工室にある廃材だけを使ってつくった
ギターでのライブパフォーマンス
「ガラクタロックンロール」

4年生
図工の時間につくったパワーライトで
絵を描き、残像をカメラで撮影する
「光のパフォーマンス」

 
5年生は、
図工の時間につくり、
音楽の時間に練習をしてきた
カホンのパフォーマンス

6年生は、
光と影の実験パフォーマンス。
光と影でどんなことができるのか、
実験を繰り返してきました。

体育館いっぱいに音が響き、
展示作品とパフォーマンスが調和します。

3・4時間目は、
1・2年生による公開制作が、
展示会場で行われました。
展示会場に、
動く子供たちの姿があり、
会場がその場で変化していくという
新しい試みでした。

1・2年生が力を合わせて、
様々なものを並べたり、重ねたりしながら、
会場を変身させていきました。

つくっている途中で崩れても、
すぐにつくりなおし、
会場の景色が次々に変わります。

40分間の制作を終え

1・2年生全員がステージの上へ

そして2階ギャラリーへ上がり鑑賞しました。
目線を変えてみると、
たくさんの発見がありました。


校舎内にも展示空間がたくさんありました。
1階の図工室は、3年生がつくった
「ようこそ夜の学校へ」
自分たちがつくったおばけたちを
展示の仕方も工夫して、暗くした図工室に飾りました。
飾る場所、ライトの当て方、解説など、
すべて3年生が自分たちでつくりました。

プレイルームは、
そよかぜ(通級)の「ゲームコーナー」。
曜日グループが、
自分たちで作業の段取りを決めてつくってきました。
大きな段ボール板に波段ボールや紙バンドで
コースをつくり、児童が解説も行いました。

2階の理科室と家庭科室は、
4年生がつくった宝探し迷路です。
これは、宝さがしの地図。

入口を入ると
右は子供用の道、左は大人用の道!

子供用の道を通ると、
トンネルのような空間に、
様々な工夫があり、その中で宝ものを探します。

いつまでも探検をしていたくなるような宝探し迷路です。

3階の図書室とランチルームは
2年生の「ひみつきち大作戦」
いろいろなところに2年生のすみかが!

こんなところにもひみつきちを発見!

机の下の空間はこんなに広くなっていました。
中に入ることもできたので、
子供たちの遊び場になっていました。

視聴覚室は、6年生のインスタレーション
「ガリバーの世界」。
 入ると、入った人がガリバーのように
大きくなった錯覚を起こす仕掛けです。

町がこんなに小さい!
ここは浅草をイメージしてつくったエリア。

こちらはディズニー・シー

ここはレインボーブリッジ

トンネルを抜けると、
自然いっぱいの世界がありました。
部屋の隅には山小屋らしき建物もありました。

細かいところまで、
一人一人がこだわってつくっていることがわかります。

全校制作の297タワー 
代表委員の児童を中心に全校でつくってきました。
297とは、全校児童と教職員を合わせた297名のことです。
 いろいろな角度から見ると、
ある言葉が隠されている
トリックアートのような作品になっています。

会場には、
子供たちの授業中の様子の映像が
大きなスクリーンに上映されました。
NPO法人CANVASと連携し、
学生、デザイナーなど、様々な方が
撮影、編集、上映に関わってくださいました。
子供たちの制作中の様子を、作品展示の背景で流しておくことで、
作品ではなく、その作品をつくることを通して成長している子供たちの姿に、
もう一度、目を向けてもらう仕掛けです。

クリエイティブリユース
(不要になったものを創作の資源とする再利用)
を会場に並べた「フリー造形スペース」では、
子供も大人も、その場で創作しました。
一つだけものを並べることで、
北小ミュージアムに「参加」することができます。

もうひとつの参加型作品「みんなの木」には、
思い思いの言葉や絵、メッセージを葉っぱに書いて、
貼ってもらいました。 

たくさんのメッセージをありがとうございました。

様々な方が参加することで、変化していく空間と時間。
その中で、子供の創造力も大人の創造力も生き生きとする
「ミュージアム」となりました。

世界中どこにもない、小学生が主体的につくる「アートプロジェクト」。
学校をびっくり箱の変える子供たちならではの
自由なアイディアやチャレンジは、
大人の意識をも動かす力を持っていました。

現代の、そしてこれからの学校教育で、
どんな体験が重要なのか。

10年後、20年後、30年後に
クリエイティブな感性が 花開くために
今、子供たちが どんな体験を積み重ね、
そして、潜在意識に蓄え、
いずれ力を発揮できるか・・・
そういうことを、真剣に考えていくべきだと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿