2014年6月6日金曜日

5年生 光と闇の間で

今日は、図工室を真っ暗にします。
1人1つだけライトを渡します。
あとは、図工室にあるものであれば、
どんな材料を使ってもかまいません。


1組では、暗い部屋を生かして
クラスのみんなでおばけ屋敷をつくって
担任の先生を驚かせようという案があがり、
ライトで明かりをつくるチームと
おばけに変装するチーム
びっくり箱をつくるチームにわかれて、
活動しました。

この光をどうやって使うのか

みんなでアイディアを出し合います。

びっくり箱の中に自分が入って
飛び出しちゃうという大胆なアイディア!

こちらは、おばけ役の子のための変装グッズをつくるチーム
スズランテープをフォークで細かく割いて
長い髪の毛をつくっています。

いよいよ時間になり、日直の子が先生を呼びに行きました。
案内役の子が真っ暗な部屋を案内すると、
ダンボール箱から勢いよく飛び出します!
途中で案内役を交代し、その先に進みます。

暗闇の中の唯一の明かりが灯る一画

きれい! と先生が見入っていると、
おばけ役の子どもたちが登場しました。
「校長先生も呼んでこようよ!」という案が出たのですが、
残念ながら時間が来てしまいました。

さあ、作戦成功!?
終了後、担任の先生の感想を聞いて
「大成功!」とみんな大喜びです。
今度は、もっとたくさんの人を驚かせる
もっとすごいのをつくろう!

2組は、暗闇の中で、思い思いに光と影の実験をしました。
ライトの明かりを生かすには、
どんな工夫をしたらいいかな?
ビンや綿を使ったり

CDを使ったり、光の反射を上手に使っています。

紙コップも使ってみようよ!

いろいろな材料をちりばめて、
闇と光の間に、自分なりの「美しさ」を探ります。

暗闇の中では、いつもとものの見え方が違うんだ。

紙コップじゃないみたい。

「見て!」その声の先を見ると
天井に映った光や影を発見していました。

オーロラみたい!

逆に天井からライトを吊るして
床を照らし出そうというアイディアも!

光に照らされた色水を入れたビン。
叩くと音が鳴ります。
回りに本を並べたりして
素敵な雰囲気をつくりだしていました。


最後にみんなでつくったものを見て回りました。
どれもきれいですね。


今にも消えてしまいそうな微かな明かり。
すぐに崩れてしまいそうな紙コップの塔。
その奇跡のような景色を前にして、
元通りの図工室に戻ってしまうまでの1分間
最後の最後までつくりつづけようとする子どもたちの姿に
胸が熱くなりました。

形に残らない活動の中に、たくさんの感動があります。
感動体験は、さまざまな発想や表現の「原体験」です。

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