2015年4月21日火曜日

4年生 木を切る感じ いい感じ

今日、4年生が出会った道具は・・・
「のこぎり」です。
のこぎりに初めて出会う子がほとんどです。
まずは、持ち運び方から覚えました。
 
のこぎりで切るのは、
60cmのアカマツの垂木(たるき)です。
 
切る前に、まわりチェック!
危なくない? まずは切る場所を考えます。
 
そして、足でしっかり押さえて

鼻の真下にのこぎりを持ち、
両手で引っ張ります!
 
ガガガガッ!
という音と同時に、
のこぎりが垂木に食い込みました。
「切れた!!」
 
「引っ張る時に切る  引っ張る時に切る!」
見る見るうちに、木が切れていきます。
すべてが初めての4年生にとって、驚きの連続です。

図工室が、ギコギコという音と
アカマツの香りが広がります。
 
切れた!
 
一つ切れたら、もう一回!
疲れるけど、楽しい!

 例えば小さな木片など、切りたい形によって、
万力を使って押さえることで、
切りやすくなります。
 

あっという間に、いろいろな形が生まれました!
 
切れたらヤスリでツルツルに研きます。

「これで何つくろうかな?」
切れた形を並べて眺めています。
 
一本の垂木が、5個、10個、15個と増えていきました。
切って一度バラバラにして、
それを再び組み合わせて、
新しい形になっていきます。
その活動の中で、一人一人に、新しいアイディアが生まれていきます。
 
授業の終わりに、子供たちに感想を聞いてみました。
「腰が痛くなったけど、楽しかった」
「切ったら、アカマツのいい匂いがした」など、
木を切ることで味わえる、いろいろな感覚に出会えたようです。

2015年4月20日月曜日

3年生 自分の手でつくる

3年生に一つの技を教えました。
用意したのは、20色の画用紙。
これを、手で揉んで、やわらかくしてみよう。

丸めて広げて、画用紙に「しわ」を増やしていくと、
こんなに柔らかくなる!
「布みたい!!」

3年生に伝授したのは、一つの技。
その技から生まれた「新しい材料」で、
自分の「手づくりマイグッズ」をつくります。

どんなものをつくろうかな?
つくりながら考えます。

手で考える。
からだで考える。
全身で、アイディアをつかみ取ります。
  
こんなにたくさん材料をそろえて・・・

それをのりで貼り付けて、つなぎ始めました。

二枚の生地をホッチキスでとめて、
縫い合わせています。

ホッチキスも使いこなすことができます。
(針の取り替え方も覚えました!)

貼り合わせた生地の間に、
新聞紙の綿をつめこんでいきます。

たっぷりつめこんだ!

つくってみる→友達に見せる→
つくりなおす→つくってみる→・・・
その繰り返しの中で、次々に新しいアイディアを見つけていきます。 

小さく表す

大きく表す

自分の思いを、
自分の方法で、
自分でつくり続ける。

次回の完成に向け、
いろいろグッズが出来上がってきました。

洗濯バサミで挟んで、
のりが固まるのを待っています。

画用紙12枚をつないだ大きな生地が出来上がりました。
まだまだ、材料がそろったところ。
ここから、どんなものが生まれるのでしょう?

2015年4月16日木曜日

6年生 お花見からはじめよう!

雨が上がり、久々に晴れました。
雨が落としたサクラの花びらが辺り一面を覆い
「サクラのじゅうたん」になっていました。
 
雨水がつくりだしたのでしょう。
校庭には、サクラの川が出現していました。
珍しい光景です。
この日は、サクラもほぼ満開。
ということで、今日の6年生の授業は「お花見」をしました。
「お花見」と聞くと楽しそうですが、
お花見をしようと思ったら、
意外にいろいろなことを考えるものです。
 
まず、お気に入りのサクラの木を見つけること。
そして、一番好きな角度を見つけること。
つまり、「場所取り」からはじめなければいけません。
 
「場所」が決まったら、
さっそく、お花見の始まりです。
よく見て、感じて、
そしてスケッチしてみよう。
 
サクラのじゅうたんの上に座って、
なかなかぜいたくなお花見ですね。
 
良いところに画板置き場を見つけましたね!
 
花びらはどんな形?

木の幹はどんな感じ?
 
描くために見ているようで、
実は、描くことでいつもよりじっくり見たり。、
深く感じることができる。
 
友達の描いたサクラ。
人それぞれ選んだサクラや、見る角度が違う。
 
  
 
 
〈2回目〉
 
サクラの絵を描く前に・・・
今日は、「空気」から描きます!
 
自分が感じた、サクラの周りに吹く春の風や空気を
パステルで表してみよう。
 
空気を描くことで、風や光も表すことができます。
 
絵の中が空気で満たされます。
 
 気温や風向き、自分の気分など、
目には見えない、「質感」が伝わってきます。
 
空気が描けたら、次に木を描きます。
根元から、幹が空に向かって伸び、
そして枝が生えていきます。
 
途中で校庭へ行き、
木の肌触りをもう一度確認する子もいました。
 
近くで見て、触れてみると、
茶色だと思っていた木の色が、
本当は、いろいろな色の組み合わせで
できていることがわかりました。

触ったときに感じた、ゴツゴツやざらざらを、
何種類もの色を重ねて、表してみました。

枝によって色を変えると、
明るいところや暗いところが生まれて、
立体的に見えることがわかりました。 

さあ、今日はここまで。
 
ちょうど、ひと月前のサクラは、
こんな感じでしたね。
いよいよ、次回、ここにサクラの花が咲きます。