2014年4月21日月曜日

4年生 学校に「なぞの生物」現る!

大変だ!
学校に「なぞの生物」が侵入したらしいぞ!
しかも、透明で姿が見えないらしい!

ところが白い絵の具を踏んでしまって、
白い足跡が現れた!!
さあ、どんな足跡かな?
どんな形の足跡?
どんな生物なんだろう?
足は何本?
どうやって歩くの?

こんなのどうかな?

見たことのない不思議な足跡にしよう!

できた足跡を型紙にして、
コピーコピーコピー!

たくさんつくった足跡を並べて
「なぞの生物」の学校探検!

この生物はいったいどこから侵入したのかな?


ここで迷って、こっちに方向転換して・・・

教室にも侵入した!

こんなところも歩けるよ!!

ここの窓から侵入した模様・・・

昇降口から入ってきた生物もいる!

下駄箱の中に隠れていたのか!!

みんなの机の上を歩いたぞ!!

ここに、こんなものが!
きっと「なぞの生物」の仕業に違いない!

ここにも「なぞの生物」の痕跡が!

エアコンの通気口にスルリと消えて切ったらしい!

家庭科室をのぞいている場面に
出くわしてしまった!!
大変だ!


~2回目の授業~
とうとう「なぞの生物」が姿を現した!
いったいどんな生き物なのかな?
絵に描いてみよう!
目が何個もあるに違いない!


同じ足跡から想像しても、
一人一人考える「なぞの生物」が違っておもしろいね!

家庭科室をのぞいていたから、
きっとこんな形だよ!

アイディアが固まったら新聞紙で
「なぞの生物」のシルエットをつくろう!

新聞紙なら大きな形もつくれる! 


最後に目をつけて完成!

できあがり!

できた生物は、校内に設置します。

ついに姿を現したな! なぞの生物!!

そんなところに隠れても無駄だぞ!

そこにもいたのか!

目撃した証拠写真を撮ろう!

「逃がすものか!」
カシャッ!!
1階の昇降口から3階の廊下まで
学校のいたるところに、
全部で60匹くらいの生物がさまよっています。

通りかかる他の学年の子供たちも
「あ! ここにもいた!!」
と「なぞの生物」を見まわしていました。

4年生の想像力から生まれた「なぞの生物」たち。
4年生に呼ばれて目を覚ましたのか。
4年生の力を借りて、私たちに会いに来たのか。

子供たちの「想像力」というモンスターが目を覚ます
新年度の図工の時間の始まりです。

2014年4月17日木曜日

2年生 はさみでドライブ!

図工の時間には、さまざまな道具との出会いがあります。
段ボールカッター、カッターナイフ、
のこぎり、金づち、小刀、彫刻等、電動糸のこぎり・・・
 
2年生になりたても子供たちとって、
もっとも身近な道具のひとつが
「はさみ」です。
 
「さて、これは何でしょう?」
「はさみ!」
「正解! では、いったい何を切るはさみでしょう?」
 
「髪の毛を切るの?」
「つめ切り?」
 たくさんの予想が出てきました。
金属を切るはさみ、植木を切るはさみ、糸を切るはさみ等・・・
 
「はさみにもいろいろな仲間がいるんだ!!」
「その中の一つがこのはさみなんだね!」
 
そんな会話から授業がはじまりました。
「ところで、みんなははさみの使い方知っている?」
「知ってるよ!」
「はい!はい!」
 
「はさみを渡すときは刃を持って渡します」
「立ち歩くときは、はさみを置きます」
「人に刃を向けません」
「紙を回して切ります」
 いろいろな意見が出てきます。
 
「なるほど、紙を回して、はさみはまっすぐで切るんだね!
それじゃあ、こんな難しいコースを、紙を回しながら切れるかな?」
 
はさみでたどる迷路を用意しました。
ぐるぐるとカーブの続くコース
さあ、切れるかな?

「紙をまわす、はさみまっすぐ」
じゅ文のように口ずさみながら、
真剣に取り組みます。

切れた!

切った形がおもしろいね!
 
やりはじめてからこんな声が聞こえてきました。
「あれ、紙を回して切るのって、
こんなに難しいんだ!」
 
「それじゃあ、もっと難しいコースを使って、
はさみの達人を目指そう!」
まずはえんぴつで迷路をたどって・・・

それからはさみで切っていきます。

紙を持つ方の手の位置も上手に動かします。
 
 
ひとつ終わると、次のレベルにチャレンジ。

迷路をたどる→はさみで切る→迷路をたどる→はさみできる→・・・
というように、思考と練習を行ったり来たりすることで、
集中力を切らすことなく、
もくもくと取り組むことができました。
 
 
はさみは「ねもと」で切ると
切りやすい!
そんな発見もありました。

レベル3に挑戦!
レベルというのは、迷路のレベルではなく、
1、紙を回す
       2、紙を持つ手を動かす
       3、はさみの根元で切る
この3つのレベルのことです。
 

そして、レベルアップするたびに、
はさみの使い方のコツをつかみ、
だんだん楽しくなってきます。

「根元で切ると切りやすい!」
「切りやすいと楽しい!」
そんな声が聞こえてきました。
 
授業も終わりに近づいたころ・・・
「切った紙の形を並べてみると、面白い!」
子供たちの活動に新しい展開がありました。

公園みたい!
消しゴムを使って冒険しよう!

「できた形が違うよ!」
隣の子と通った道が違うんだ!

はさみで切り進む子供たちの手元で
一枚の紙が右に左にぐるぐる回る様子は、
まるでハンドルを握ってドライブしているように見えます。
 
はさみと紙とわたし。
さあ、これからどこまで旅に行こう・・・