2014年2月18日火曜日

4年生 みんなで巨大ビー玉コースを!

4年生の図工の時間。授業終了15分前の様子です。
みんなが真剣な表情で、何かを見つめています。

4年生の視線を釘付けにする。

誰もが息をのんで見つめる先にあるのは・・・


1つのビー玉です。

クラスの全員で協力して、
巨大なビー玉コースをつくろう!

目標は、全員で力を合わせてゴールを目指すことですが、
自分が担当するところで、一人一人創意工夫をしています。

輪ゴムも使ってみよう!

針金も使えるかも!

友達のつくるコースを見ながら、
そこを目指して自分のコースをつくります。

少しずつ友達のコースが近づいてきた!

だんだんつながってきた!

コースがつながっても、
もっと面白い仕掛けを考えようと
班で話し合います。

トンネルもできた!

ちゃんとつながっているかな?
一回やってみよう!


「この釘はない方がいいんじゃない?」
「いいや、この釘があるからおもしろいんだよ!」
「もう一度、手直ししてみない?」

できた!!

よし!! 6つの班のコースをつなげてみよう!
みんな息をのんで見守る中、
ビー玉が転がりはじめました。

あー!
止まっちゃった!
何度もやり直します。

傾きが足りないんじゃない?
階段でやってみたら?

「よし! 通ったぞ!」

「そこ、もうちょっと持ち上げて!」

「いけいけ、あと少し!!」
ゴール直前で脱線
途中でビー玉がコースアウト・・・
もう一回!
そこでチャイムの音が鳴りました。

何度も試みましたが、
結局、最後までゴールすることはできませんでした。
 
それでも最後まで、全員の力を合わせ、
どうにかゴールさせよう!という
4年生の気迫はすごいものでした。

2014年2月17日月曜日

3年生 何でも実験室 

3年生は、校内に展示してある他の学年の作品を鑑賞しました。
1〜6年生まで全校児童の作品が展示されている校内を、
1階から4階までじっくり見て回り、
自分の気に入った作品や気になった作品について、
発表したり意見交換したりしました。

そうして1時間を過ごした後、
図工室に来た3年生に、お題を出しました。
そのお題は・・・
「 ? 」です。

自分が表したいものを見つけて、
描いたりつくったりしてみよう!

テーマも、材料も道具も方法も、
一人で取り組むか、友達と一緒に取り組むか、
すべて自分で決めてもらいます。
時間は25分。
当然、片付けも自分でできるようにしましょう。

3年生は、いったい何をするのでしょうか?
ここでは、数名のチームを組んで、
紙コップを並べはじめました!
これは、2年生の時にやった造形遊びです。

布をカッターで切って、
何かつくりはじめた子もいます。

こちらでは、
銀色に光る素材を見つけて、
空き箱を包み込んで何かを表しています。

お〜!
紙コップだけでなく、
ティッシュ箱やCDなどを組み合わせて、
秘密基地みたいな場所ができてきました。

こちらでは、ティッシュ箱を使った
ドミノづくりが始まりました。

最近覚えた釘打ちを始める子もいました。

紙粘土で表そう!

コルク栓を使って、
人形をつくる。

粉絵の具を混ぜ合わせて、
好きな色の粉絵の具を自分でつくる。

工作用紙で立体をつくる。

走る車をつくりたい!

返送グッズをつくりたい!

コルク栓の人形で人形劇がはじまりました。

友達と力を合わせて、
おもしろいロボットをつくりました。

絵を描いて、すてきなしおりをつくりました。

「お守りができたよ!」
と見せにきてくれました。

紙粘土の恐竜が完成!
ティラノサウルスとトリケラトプスの対決!

車が本当に走るようになりました。
竹ひごやストロー、コルク栓、木片など、
図工室にあるものを自分で選び、組み立てて表しています。

こちらから具体的なテーマを示さなくても、
自分なりに表したいものやテーマを見つけて、
どんどんつくりはじめることができる3年生。
すごいですね!

他学年のみんなの作品をたっぷり見たことで、
自分の中に眠っていた「表したい思い」が溢れ出したのかもしれません。

こちらでテーマを決めて、技を覚える授業と、
今回のように具体的なテーマを設定しないで、
自分で決めたテーマに取り組む授業。
そして、いろいろな表現(作品)を見て刺激をもらう授業。
この3つを結ぶ三角が、図工の時間だと思います。

2014年2月16日日曜日

展覧会を考える 第1回 〜作品を展示するって?〜

来年度の展覧会をどんなものにするのか・・・
展覧会を子供たちの創造と学びのチャンスにしていくために、
どのような仕掛けをつくっていくのか、日々研究しています。
その進捗状況を、この「図工ギャラリー」で公開していきたいと思っています。

第一回目の今回は、
作品を展示することの意味や、展示方法のおもしろさ等、
作品展示の可能性について書いてみたいと思います。

 *************************
5年生の作品「自分サイズの絵」が完成し、
いよいよ展示します!
等身大サイズの大きな作品をどうやって展示するか?

この作品は自分の分身みたいなものだから、
自分の居たいところ・自分の好きな場所に飾ろう!

いつも一緒にいる友達と、
分身になっても一緒にいられるように飾ってもいい。
見てもらいたい学年の廊下に飾ってもいい。

自分が行けないような場所に、分身を飾ってもいい。

そうやって、飾る場所も自分で決める。

見せ方も含めて、
それは作品なのだ。

飾ることもつくること。

飾り方によって作品の意味が変わることを知る。

場所によって作品の見え方はこんなにも違うのか!

作品づくりは子供がすること。
作品展示は大人(教員)がすること。
そんな決まりはない。
作品展示も、作品をつくるように
子供たちと一緒にやる。
飾る場所や見せ方を、
みんなと話し合いながら自分で決める。
そんなやり方もある。

他学年の子供が通りがかりに
「学校中に作品があると 、美術館見たい!」
「大きなお化け屋敷見たい」と言っていた。
そんな子供たちのつぶやきに、
展覧会のヒントがあるかもしれない。

*************************

6年生がつくったメガネは、
「新しいメガネを提案しよう」をテーマに6年生が投票し、
獲得票の多かった20作をメガネ屋さんに展示することにした。
12月に店長さんに展示したいと提案し、快諾してもらった。
作品が学校を飛び出す!

メガネを美しく見せるためにつくられた
ショーケースにメガネを飾ると、
こんなにきれいに見えるんだ!

ここならたくさんの人に見てもらえる。
同じ作品でも10人、100人、あるいは1000人、
目にした人の数が増える度に、作品の価値が変わる。

見せることは、つくることの延長線上にある。
もっと作品展示が、そして作品づくりが
おもしろくなるような展示のやり方を考えていきたいと思う。

*************************

学校の展覧会とは、ただ作品を展示するだけの場ではありません。
展覧会を通して、もっともっとおもしろい作品の見せ方・飾り方を、
子供たち自身が思考していけたらいいなと考えています。

※来年度の展覧会は、今年の11月28日(金)、29日(土)の予定です。