2012年5月25日金曜日

6年生 足し算の絵、引き算の絵

6年生は、今2つの絵に取り組んでいます。
1つは、4月から続けて描いてきたさくらの絵、もう一つは、消しゴムを使って描く「白黒の絵」です。
消しゴムで絵を描く

さくらの絵は今日で完成させました。絵を仕上げるだけでなく、額縁の代わりとして台紙もつくりました。絵だけでなく、自分の絵をどのように見せたいのかというところまで考えて、自分の絵が栄える台紙をつくるのです。
2枚の画用紙と千代紙を組み合わせて台紙をつくります。

好きな2色を選びたいけど、さくらの絵に合うかな、と迷っていました。

千代紙の切り方や貼り方にもこだわりました。

完成した作品をいくつか紹介します。






小学校で見た最後のさくら。さくらの絵は、6年生の教室前に展示します。6月15・16日の学校公開日にぜひご覧下さい。

さて、もう一つは、消しゴム消しながらで描く白黒の絵です。
10Bの鉛筆と練り消しゴムが全員に配布され、さくらの絵が終わった人から、取りかかりました。
もう一枚絵を描きますというと、嫌そうな顔をする子もいましたが、今回はいつもと違う描き方であることや、使ったことのない10Bの鉛筆を使うことを知ると、目を光らせていました。
最初に鉛筆で色を塗り、消しゴムで消していきます。

もう一度上から色を塗り、もう一度消すなど、何度も繰り返します。

普段の絵は、白い紙に鉛筆で黒を加えていきますが、
今回は、黒からスタートして、消しながら白をつくっていきます。
思っていたより難しかったようです。

金環日食?

幽霊に追いかけられている

宇宙

ピアノも白と黒で表せますね!
 絵画や立体造形には、2つの側面があります。
 1つは、何もない状態や白紙から、点や線、色や形を加えていく「足し算」の表現です。さくらの絵がそうでした。また、ねん土や木材で工作するのも、足し算の表し方です。
 それに対して、もう一つは「引き算」の表現です。最初にある形から、消したり削ったり、隠したりする表現です。このような引き算の立体表現は、「彫像(ちょうぞう)」といいます。一度、引いてしまうと取り返しがつかないという意味では、難しい表現ですね。彫刻刀で削りながら描く版画がまさに引き算の表現ですね。
 そして、今回の消しながら描く絵も「引き算の表現」です。今回は、後から加えることも可能なので、失敗を恐れず、挑戦してみてほしいと思います。
 この方法で描くと、光や影を描くことができるので、普段とはちょっと違う絵が描けると思います。
 次回は、もう少し大きな紙を使って、白黒の世界を表します。
 絵の描き方は、もっともっと自由なんだということを感じてほしいと思います。

2012年5月23日水曜日

5年生 モビール完成

5年生は、モビールを完成させることを目標に取り組みました。
 

 この題材は、電動糸のこぎりの技能、針金とペンチの技能習得を重視しています。そのため、絵の具での色塗りについては、あくまでも選択可能で、あえて色を塗らない等、塗ることには時間をかけず、糸のこぎりとペンチの技能習得に時間をかけられるようにしました。
 しかし、自主的に色塗りに取り組む子が多く、自分の作品をよくしようという気持ちが感じられます。「こうやってやりましょう」と言われたことを、そのままやるだけでなく、プラスアルファの創意工夫ができる。さすがに5年生だなと思いました。

文字の色を一つ一つ変えて色を塗ります。

丁寧にじっくり色を塗っています。
 
 手やペンチをうまく使って、つくった文字や形が、傾かないように取り付けていきます。


ペンチを使うのにもだんだん慣れてきました。

こんなに長くつながりました。
針金をできるだけまっすぐにして、ゆらゆら揺れるモビールに仕上げます。

 様々なモビールが完成しました。





いろいろなアイディアがあっておもしろいですね。
  早くに終わった人は、自由に絵を描いたり、工作をしていいことにしましたが、この機会に針金の扱いを練習しようと、「針金アート」にチャレンジする子がいました。こちらも紹介します。


2012年5月22日火曜日

2年生 つくえの上を考える

 2年生は、前回の消防車写生会の絵のつづきです。

 ところで、2年生は図工室では初めての絵の具を使います。
 4名で1テーブルというように、物理的に作業スペースは限られてしまいます。それにも関わらず、絵の具の道具は、全部で5つもあります。パレット、筆洗(バケツ)、水ふきタオル、筆、絵の具セットの5つです。みんなが、それらを机上に開いてしまうと、机の上がいっぱいです。そんな時、隣の子が水を飛ばしたら、自分の絵が台無しになったり、筆を持とうとして、筆洗をひっくり返したということがあると、せっかく楽しく描いていた作品も台無しです。
 今日は、初めての絵の具の授業ということで、道具の置き方についてみんなで考えることにしました。どこに何を置いておくと、絵が描きやすいのでしょう?
 下の写真は、1組の子供たちが提案した置き方です。(パレットは手に持ちます)
 この置き方でやってみると、絵が描きやすかったようです。
   

 2組では、筆の置き方をめぐって、いくつか意見がわかれました。筆洗に筆置き専用の場所があるとか、筆洗の中に入れておくという意見があったのです。なるほど、みんなよく考えています。
 しかし、筆洗の中に入れっぱなしだと、問題があります。筆が沈んでしまったり、筆先が曲がってしまうのです。
 このような意見が出てきたので、2組では、筆はタオルの上か筆洗の筆置きに置くことにしました。
 時間も限られていましたが、このように今日は絵の具の置き方に時間をかけることにしました。
写生会のときの消防車や救急車の写真をスライドで流しました。




細かい表現にも挑戦しています。



 消防車と救急車の絵は、来週で完成させます。

2012年5月21日月曜日

4年生 はじめての彫刻刀

 4年生は、初めて彫刻刀を使いました。今回、新しく買った子や家にある兄弟のお下がり等を使う子など、それぞれですが、自分の彫刻刀、自分の道具であることを意識して、大切に扱ってほしいと思います。今日は、そんな気持ちも込めて、自分の名前を書くところからはじめました。


 また、「彫刻刀」は「彫る」「刻む」「刀(かたな)」と書くように、扱い方を間違えると、とても危ない道具であることを話し、3つのルールを確認しました。

 1つは、「おしりをついて彫刻刀」 つまり、彫刻刀を持っているときは、必ず座るということです。逆に言えば、彫刻刀を持ったまま立ち歩かないようにしましょう、ということです。
 2つ目は、「話を聞くときは、彫刻刀は置く」 話を聞きながら彫刻刀を使っていると、うっかり手をけがします。そうはいっても彫刻刀で木を彫るのは楽しいので、ついつい集中してしまい、話を聞けない人が多いのです。全員が彫刻刀を置くまでは、私は話しません。
 最後の1つは、「彫刻刀は両手で彫る」 片手でも彫ることができますし、彫る板を押さえようとすると、ついつい片手で彫ってしまいがちです。しかし、彫刻刀でケガをする場合、ほぼ100%は利き手の逆の手です。両手で彫刻刀を持って彫っていれば、ケガは予防できるのです。

シナベニヤ板で実際に彫ってみました

三角刀と丸刀の練習をしました。

しっかり両手で彫れていますね
彫った後、木が反り上がって、おもしろいですね。


 彫刻刀は鋼でできた「刀」です。少しさわっただけで、手が切れてしまうこともあります。包丁や日本刀と同じ「刃物」なのです。
 当たり前のことですが、彫刻刀は、木を彫る道具です。石やガラスは彫れません。また、野菜や肉は切ることができるかもしれませんが、切ったり彫ったりしてはいけません。そもそも何をするための道具なのか、しっかり理解して正しく安全に使用してほしいと思います。何より、ケガのないようにしましょう。
 次回は、平刀と切り出し刀の練習をしてから、いろいろ組み合わせていろいろな彫りに挑戦していきます。




2012年5月17日木曜日

5年生 ペンチと針金

 5年生は、初めてペンチと針金を使いました。
 針金は、細くて固い金属なので、針のように刺さることがあり、扱いには気をつけなければなりません。また、ペンチも思わぬところで指を挟んでケガをすることがあります。
 まずは針金とペンチの基本的な使い方を、全員で確認しました。

 ペンチには、針金を切ることと挟んで曲げるという、2つの違う機能があります。
 先と根本を使い分けて、切ったり曲げたりする練習をしました。





さっそくペンチを使ってモビールの部品をつなげていきます。

太さ0.9mmの針金なので、手でも曲げることができます。



だんだん形になってきました。
 
まっすぐ繋がるように、針金のつなぎ目を工夫します。

色塗りも仕上げていきます。

ほとんど完成に近い形になってきました。

次回で完成です。

 モビールは、重力を計算にいれて左右のバランスを整えなくてはならない難しい造形物です。
 今回は、電動糸のこぎりと針金、ペンチの練習ということもあり、全体的に難しい題材です。しかし、一つ一つ基本をしっかり経験しておけば、自分のやりたいことに合わせて、実行する力につながります。
 たくさん失敗しながら、いろいろと試行錯誤しながら、少しずつできることを増やしていきましょう。