今日の出張図工室。
校舎から外へ飛び出しました。
1年生が取り組むテーマは
「教室より大きな絵を描こう」!
今年1年間を振り返り、
これまでに使ってきた紙の大きさについて振り返りました。
小さい紙は、絵の具を初めて使った時。
そのとなりは、いろいろな絵を描くのに、何度も使ってきた。
そのとなりの紙は、巻物をつくるときに使った。
一番右の紙は、絵の中の大冒険でローラーで描いた紙。
今日は、もっともっと大きな
教室よりも大きな紙に絵を描くよ!
でも、そんな大きな紙はないので、
足元のコンクリートに絵を描きます。
描く用具は、「チョーク」です。
出張図工室ボックスの中には、
7色のチョークが入っています。
色を選んだら、
思い切り描いてみよう!
どこまでもつづく巨大なキャンバス!
自分の体より大きな絵もすぐに描ける!
体全体を使って!
この丸太には描けるかな?
花壇にも描けそうだよ!
階段に描くと、飛び出しているみたい!
いろいろなところに1年生の絵の世界が広がっていきます。
こんなブロックの上にも、
きれいに色を塗りました。
どんどん絵を描いているうちに、
あることに気がついた子がいました。
「チョークの色が重なるときれい!」
「こするときれいになる!」
途中で一度集まり、自分の見つけた技を教え合ったり、
お互いの絵を見合ったりして、
再び後半に取りかかりました。
いろいろな色を混ぜて
大きな虹を描きました。
ここはチョーク屋さん。
みんながすぐに欲しい色を使えるようにしようと、
一人の子がチョーク屋をはじめました。
いろいろな色を集めて色を混ぜると、
こんなふうにオーロラみたいな色になります。
チョークで描いた後、
手でこすり、色を混ぜていました。
チョークが削られて
カラフルなパウダーが生まれ、
それが新しい材料に変身し、
そこからまた新しい想像がふくらみました。
手の色が!
すごいことになっちゃった!
すべてのチョークを混ぜて粉にすると、どうなるかな?
ここでは実験がはじまりました。
混ぜると、白くなる!?
絵の具と違う!
なんでかな??
みんなおそろいの白い手で、
最後に集合しました。
丸一時間、チョークで思い切り描いた後、
最初にみんなで見た、いろいろな大きさの紙を見てみました。
すると、
「こんなに小さいの!?」
「さっきよりずっと小さく見える!」と驚きました。
それは、今日、みんながいつもより大きな絵を描いた証拠。
「いつも紙の大きさは決まっていて、
その紙の大きさに合わせて絵を描いているけど、
本当は、もっともっと大きな絵を描けるのです」
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今、子供たちが自然の中で思い切り大きく表すことが
だんだんできない時代になっています。
その代わりに、小さな画面の中の細かい世界はたくさんあります。
体全体の力を使って、もっともっと大きく表す体験を、
たくさんつくっていけたらと思っています。
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