2015年3月2日月曜日

3年生 シールをはりつづける・・・!?

図工室には、色と大きさが様々な、
たくさんのシールがあります。
今日の材料は、このシールだけ。
 
まずは、どんな色・大きさがあるのか、
仲間分けして机に並べました。
 
さて、まず赤い小さなシールを、
A4の紙の一番好きな場所に貼りましょう。
 
次に、その赤いシールを入れて、
全部で10枚のシールで三角をつくってみよう。 

何色にする?
どう並べる?
大きさは?
全部、自分好みでやってみます。
 
できたら、どんどん黒板に貼っていきました。
大きさも形も貼る場所も方法も、
様々な39個の三角が並びました。

同じ材料で、同じテーマでも、
一人として同じものをつくる人はいません。
 
「この中に気になる三角はある?」と聞くと、
全部白いシールを使うことで、最初の赤いシールしか見えない三角や、
最初の赤を中心に囲むようにつくった大きな三角など、
他の人とは違うユニークなアイディアが挙げられました。
 
このように「シールを貼り続ける」という単純な内容ですが、
自分の工夫次第で、おもしろくすることができそうです。
 
ここからは、色や枚数、テーマに縛りはありません。
 
白い紙に白いシールを貼り続ける!?
 
「見えない絵」の描き方!
 
「あ! いいこと考えた!」
 シールを重ねると、
いろいろな色の組み合わせをつくれることに
気がついたようです。
  
「黒いシールありますか?」と聞いてきた子がいました。
「黒いシールはありません」と言うと、
「じゃあ、黒いペンください!」と、
自分でシールをつくってしまいました!
 
「なければ、つくってしまおう」という発想が素晴らしい。
 
それなら!
世界に一つの模様のシールをつくっちゃえ! と、
いろいろなシールが生まれました。
 
何しているの??
不思議な角度から見てつくっているね。
 
同じ目線になって見てみると・・・
なんと、らせん状に重ねはじめました。
まさか、シールが立体になるとは!
 
それならば!
重ねて重ねて、飛び出す絵!
 
一見、何の規則性もなく見える並べ方も、
作者に話を聞いてみると、
ちゃんと法則があるようです。
 
貼り方に法則を見つけると、きれいですね。
 
 
「シールを貼りつづける」
シンプルな作業からはじまった今日の授業
ただ貼り続けているだけでは「つまらない」
だったら「おもしろくしちゃおう!」と、
 
 
子供たちの中から、いろいろな工夫が生まれました。
 
大事なのは、自分たちでおもしろくすること、
自分で「方法」を発見し、実現すること。
 
 
限られた材料の中で、どこまで遠くへ行けるか。
その方法を見つけ出すまでのプロセスに、
創造することの面白さが潜んでいます。

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