ねん土が大好きな4年生。
図工室に入ると、教室の後ろの方に置いてある
ねん土のバケツを見つけて
「もしかして、今日、ねん土!?」と嬉しそうです。
それもそのはず。
2年前
2年生の時に砂場でねん土の採掘にチャレンジしたり
3年生の時にも、4年生の2学期にも、
ねん土と全身でかかわりながら
いろいろな形を
つくって壊してつくって壊して…
たくさん体験してきました。
ねん土は、4年生にとって、
親しみ深い、特別な存在になっているのです。
しかし、
これまでは、つくったものは最後に元通りにしていました。
「今回は、ついに、ねん土を焼いて、形を残します」
と伝えると大きな歓声が上がりました。
はじめるとすぐに、
「ろくろ」を自分たちで勝手に見つけてきて、使いはじめました。
「ろくろ」の使い方を教えたことはありません。
全部、これまでのねん土の造形遊びの中で、
自分たちでやりながら発見したようです。
道具の使い方も
適度な水加減も
自分で判断することができる4年生に驚きました。
こつこつと積み重ねてきた体験が生きています。
一つのかたまりから、手だけで形をひねりだす。
自分の思いに合わせて形が変わっていくねん土
時間いっぱい集中して形にしました。
できた形を持ち寄って
いろいろ話しています。
さあ、形ができた!
これを、1・2週間しっかり乾かして
いよいよ焼いていきます。
800度で約10時間
「素焼き」をしたねん土は、
どんなふうに変身したのでしょうか?
2週間ぶりに再開した自分の作品は・・・
「焼いて前と何が変わった?」と投げかけると、
「色が変わった」
「においがクッキーみたい」
「ざらざらになった」
「ちょっと小さくなった」
「叩くと音が鳴る」等、
様々な感覚を使って、変化を感じたようです。
今回は、「素焼き」したものに、
絵の具で色塗りをして仕上げます。
これまで、造形遊びの度に
つくっては壊していた恐竜が、
今回、ついに形に残り、
色を塗る日が来ました!
じっくり
もくもく と
素焼きの「ペールオレンジ」一色の素地に、
色が加わっていきます。
細筆や
割り箸
塗る場所に応じて道具を選びます。
良い色になってきた!
こんなに小さな靴!
4年生にとって初めての「素焼き」の体験でした。
ねん土を採掘しようとチャレンジし、
固いねん土を柔らかくしようと全身でチャレンジし、
繰り返し造形遊びを重ねてきた4年生の力が
どんどん発揮されました。
授業の終わりに
「自分たちで焼いてみたい」という声が!
できるかな??
チャレンジは続きます。
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