2015年2月2日月曜日

6年生 自分美術館 わたし展

世界中のアーティストの作品を鑑賞した後、
「芸術は◯◯だ!」という題で、
自分にとっての「芸術」を思い切り表現した6年生。
 
 
芸術って何?
うまいこと? いいや、思い切って表すことじゃない?
そんな話をしながら、自分にとっての芸術を表現してきました。

今日は、完成した作品に題名をつけます。
授業の始めに
世界中のアーティストの絵の題名を
クイズ形式で考えながら、
題名について考えました。
どんな題名をつけるかによって、
作品の見え方は大きく変わってしまうことを知り、
自分自身の作品を見つめました。

すると自然に、友達に見せて意見をもらいはじめました。

一人一人の絵を見合いながら、
その絵について、いろいろな意見を言い合っています。
そして題名を考えます。

題名が決まったら、台紙に題名を書きます。
その時に、ただ台紙に絵を貼り題名を書くだけではなく、
台紙を美術館だと思って、飾り方や解説の書き方等、
すべて自分でレイアウトします。

絵のテーマに合った、
自分の絵を引き立てる
いわば「展示室」をつくります。

どんな飾り付けをしよう。
絵を描くことと同じくらい、
飾り方・見せ方にもこだわってみよう。

自分の絵のための美術館に、
自分の作品展をつくりあげます。

題名・解説の書き方、
自分の名前の書き方まで、
すべてが作品の一部です。
(個人情報保護のため、氏名は消しています)

題名や解説の紙(キャプション)の
色・形・大きさにもこだわります。

絵の解説をしてくれる登場人物をつくったり

絵のための詩をつくり、
あわせて一つの作品にしたり。

絵と台紙の境界線がわからないほど、
全体を自分の表現で飾ったり。
まるで草間彌生さんの美術展みたいです。

自分にしか描けない世界。
一人一人がもっている世界観が溢れ出しています。

表したいものを表すだけでなく、
自分の作品の良いところを自分なりの方法で表し伝える。
いわば「セルフ・プロデュース」する力は、
これから様々な場面で必要になります。

絵は、言葉です。

題名を「無題」としているアーティストの作品を見て、
「どうして『無題』にしたのだろう?」と問いかけると、
「言葉で説明したら、その言葉が答えになってしまうから、
説明しないことで、見る人に考えたり、想像してもらいたかったから」
という意見が出ました。

言葉とは、文字とは限らず、色であり、形でもあります。
そのすべてを言葉のように表し発信していける技を
たくさんもっている人になってほしいと思います。

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